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マウントは疲れちゃうよ...


負けず嫌いやプライドが高い人とお喋りをした時に、何かにつけてマウントを取ってきたり、一言一言に対して言い返されたりした経験はありませんか?そんなつもりは無いのに論争が始まったりして、会話が終わる頃には疲れ果ててしまうなんて経験も1度や2度はあるのでは無いかと思います。

今回は、そういった会話の中で自分が感じたことや思ったことを書いてみようと思います。


私は、性格的に平和主義で争いを好まないので、普段から人とする会話の中で、返事をする時に当たり障りのない、さしすせそを利用してます。

【会話で使えるさしすせそ】

さ:流石ですね!
し:知らなかったです!
す:凄いですね!・素敵ですね!
せ:センスがいいですね!
そ:そうなんですか!...等


相手の考え方や話の内容を否定したりせず、まず肯定をして、相手の考えを受け入れた上で、聞いた内容をそのままに会話をするように心がけています。

会話の例
A「この間新しい喫茶店に行ってきたの」
私「へぇー!新しい喫茶店?どうだった?」
A「店内もお洒落で、店の人も凄く優しくて良かったよ!」
私「良かったね!やっぱりセンスがいいからお店選びも上手なんだね!」
A「そんなことは無いけど、ありがとう。」
私「そこはどんな雰囲気のお店だったの?」...etc


こういった会話は双方話していて、聞く方も楽しいし、話す方も嬉しく感じると思います。
話している方は、興味を持って自分の話を聞いてくれているのを感じ、聞いている方も、どんなお店なのかな?どんな所だったのかな?行ってみたいな。そんな気持ちになったりします。

相手の話に対して、興味を持ったり褒めたり質問する事で会話のキャッチボールがしやすくなったりします。話の中で出てきたキーワードの中から次の質問を投げかけて会話を繋いで行くとスムーズな会話の進行にも繋がりますね。

ですが、話が進んでいくと、流石にさしすせそや、オウム返しのような返事では会話が成立しません。そういった時は考えながら返事をする事になりますが、思いもよらない所からマウントが始まることがあります。

会話の例(あくまで例で誇張しています)
A「お店のお客さんとも仲良くなったんだけど、ちょっと嫌な事があって、その人にはっきりと鬱陶しいと伝えたの!」
私「え?そんなにストレートに伝えたの?(相手の人がびっくりしたり傷つくのでは...)」
A「なに?何か問題あるの?あなただって、私にはっきり言ってくるじゃない!」
私「はっきりの意味合いが違うと思うのだけど...」
A「私が悪いってこと!?」
私「悪いと言うか、もう少し言葉を選んでみてもいいとは思うけど...」
A「言葉は選んでそう言ったのよ!あなただって!!……etc

これはあくまで例ですが、何か言う度に、第一声が否定から入ってくる人や、全部に言い返してくる人と話すと、困ったり傷ついたり、何を言ってもダメだと気持ちも下がってしまいますね。

私が、頭の中で思い描く理想の会話は

理想の会話のイメージ
A「お店のお客さんとも仲良くなったんだけど、ちょっと嫌な事があって、その人にはっきりと鬱陶しいと伝えたの!」
私「え?そんなにストレートに伝えたの?(相手の人がびっくりしたり傷つくのでは...)」
A「え?何かいけなかった?」
私「相手の人が驚いたり傷付いたりしたかもね」
A「ああ。そっか。言いすぎたかもしれない。」
私「もう少し柔らかく伝えてみてもいいとは思うけど...」
A「そうだね、今度から気をつけるね……etc

お互いにお互いが何を言おうとしてるのか、察し合えるといいのですが、なかなか難しいですね。

否定的な人・プライドが高い人・負けず嫌いな方は、会話の一つ一つに言い返してやろう!言い負かしてやろう!という気持ちがあり、脊髄反射で返事をしているように感じます。

そのため、言われた言葉そのものに対しての言い返しになるので、話に一貫性がなく、オウム返しした事も否定するので、最終的に自分が言ったことを否定し続ける無限ループに陥ることもあります。何を言ってもNOだから、会話にもなりませんね。

無限ループの例
A「私アイスが好きなの!」
私「へぇ!アイスが好きなんだね。」
A「アイスなんて好きじゃない!」
私「え?今アイスが好きって言わなかった?」
A「アイスは好きだよ!」
私「えっと、だからアイスが好きなんだよね?」
A「違う!私はアイスが好きじゃない!」
私「?????????」

なんの話しをしているんだ。どういうことだ。これはなんだ!?といったパニック状態になる会話ですね。人にも会話にもよりますが、マウントを取ってくる方との会話がこの現象に陥ります。

いつ会話をしてもこのような内容にどうしても持って行かれてしまうことが続くと、この人は何かあるのかな?と思ってしまったりします。前回のブログで書いたADHDなどですね。


また、別のマウントの形ですが、相談している訳でも無いのに物凄く沢山の提案をしてくる人もいます。

会話の例
私「最近疲れやすいんだよね。」
A「旅行や温泉に行ってみたら?」
私「いや、今はゆっくり家で休みたいな」
A「そんなに落ち込んでたらダメだよ!ここ行ってみなよ!」
私「いや、お金も無いし、のんびり過ごしてたら疲れも取れると思うから!」
A「絶対行った方がいいよ!行くべきだよ!」
私「いや、だから...」

最近疲れやすくて...と言った私が悪かったのでしょうか。何気ない会話からそれだけの圧をかけられる会話に発展してしまうと、イライラもしてしまうし、もう何も言えないですね。これが相談であれば、是非参考にと話を聞くのですが、ほんとに何気ない会話からここまで発展してしまうと困ってしまいますね。

会話の中で、少しでも不自然さを感じる人は、後に他の人や会社でトラブルを起こすことが多く感じます。自分が感じた違和感は、他の人も感じているという事ですね。

仲が深まるとそういった事も伝えられますが、知人程度だと伝えていいのかどうなのかも悩みかねます。相手の気持ちを考える事によって、伝られない事もあるし、伝えた方がいい事もあるし、何も考えずに発言したことでトラブルになる事もあるし。会話って面倒くさいですね。

そういった方と問題にならないように、最初に書いたように当たり障りのない会話を心がけてはいますし、喧嘩やトラブルにならないように冷静に冷静に答えているつもりですが、そんな事をしていると自分が消耗して疲れ果ててしまいます。

私は、会話に違和感がある人や自分が疲れてしまう人とは、極力関わらないようにして自分を守っています。本当に相手の事を思っている人と話すと、そんな会話にすらならないと思います。

無自覚・無意識に行ってる人が多く、もちろん故意に人を傷つけようとする人は少ないと思いますが、ちょっとした返事の1つから、会話の進行方向が真逆になったりします。

出来たらお互いに気持ちよく会話を楽しみたいですよね。自分だけが楽しくても、相手だけが楽しくても、どちらかが疲れてしまうか、双方疲れてしまいます。

あなたと話すととても楽しい!元気になる!
そんな風に思って貰える人になりたいなと私は思います。マウントを取ってしまうと、そこから正反対の方向に向かってしまいます。もし、言い返してしまう癖がある人がいたら、強く言い返すのではなく、やんわりと伝えるといった方法も考えてみてください。それだけで、今までと違った会話を楽しむことが出来ると思います。



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