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中田騒動の考察

JTC会社員のくるーめです。サラリーマンの視点から、巷で騒がれた中田騒動を見ていて思ったこと、徒然なるままに述べたいと思います。

中田敦彦と松本人志のプロレス

中田敦彦が松本人志に仕掛けたケンカ。(敬称略します)芸能界、色々な関係者、一般視聴を巻き込んでプロレスしてますね。主な論点は次の感じでしょうか。

・中田の主張は筋が通っているのか、いないのか
・松本人志つまらないとか面白いとか
・権威とか権威じゃないとか
・YouTubeで卑怯じゃんとか

人それぞれに価値観、考え方があって面白いですね。私も乗っかって言わせてください。どうでもいいっす。

サラリーマンの視点から考える

プロレスの中身はどうでもいいのですが、サラリーマン的にこの事件を解釈したいと思います。芸能業界をJTCに例えると、こんな感じでしょうか。

松本人志
 主流派閥のボス役員(社長候補)

粗品せいや
 主流派閥のエースと自称している若手社員

爆笑太田
 主流ではない派閥の役員

中田敦彦
 副業の方が儲かり、独立した中間管理職

副業で安定した収入源を確保し、独立した中堅社員が、気に入らなかった主流派閥のボス役員に噛み付いた話に見えます。そして色々な関係者、取り巻きが出てきて、意見してきた中堅を叩きまくっています。

噛みついた内容を皆さん論じてますが、サラリーマン的には、その内容はどうでもいいんです。そこではなく、重役に噛み付いた、噛み付けること自体が注目すべき点です。

中田敦彦のスゴイとこ

皆さんご存知、中田敦彦は自身のYouTubeチャンネル、YouTube大学を起点に、有料サロンまで開いています。彼の、デジタル資産(無形資産)はすごいですよね。吉本興業時代よりも、莫大かつ安定したキャッシュフローを得ているのではないでしょうか。

芸能界、お笑い界、吉本興業とは、まったく別の生態系で活動しています。ですので、元々所属していた生態系のドンにも、平然とケンカを売れる(意見できる)のです。

他の芸能人も、色々な収入源を持っていると思います。でも、中田敦彦ほどは安定しておらず、規模も小さい。普通の芸能人は、松本人志を頂点とする芸能界というエコシステムで生活をしているのです。中田敦彦の相方である藤本慎吾は、芸能界というエコシステムが活動エリアです。当然、ボスを慮ったコメントをしていますね。

JTCではどうなるか

JTC(the日本企業)は、生え抜きしか偉くなれない、極めて閉鎖的なコミュニティです。そこで、実力と運にも恵まれ、偉くなっていった一部の人間の発言力・影響力が極めて大きくなります。その「お偉いさん」の顔色ばかりを見る取り巻きたちも、影響力のおこぼれに与ります。

「お偉いさん」の考えがおかしいと思っても、誰も意見すらしなくなる。意見なんてした日には、その会社ではもう生きていけません(二度と日の目を見ることはありません)。今さら、別の会社に転職できる年齢でもないし、実力も気力もない。家族の顔が脳裏にちらつき、口つむぐ。

「お偉いさん」の狭い価値観に、会社の浮沈がかかり、だんだんと会社がおかしな方向に進んでいく。でも、誰も止められないし、おかしいと言えない。こんなところだと思います。

でも、中田敦彦のように、副収入(複数の収入源)があればどうでしょう。会社の一部の「お偉いさん」に、生殺与奪の件を握られていないので、本当に思っていることを言える。おかしいことは、おかしいと言える。そのような社員が多くなれば、会社は正しい方向に軌道修正できるのではないでしょうか。

中田敦彦と松本人志のプロレスを見ていて、日本企業が発展するためには、従業員の副業を全面的に解禁し、むしろ推進すべきだと思った次第です。

中田敦彦の意見が正しいかどうかは、知りませんが、、

中田騒動のまとめ

・安定した副収入があれば、
 ボス役員にすら意見できる。

・ボスにたてつくと、色々な取り巻きたちが
 騒ぎ立てる。

・タテついた側が間違えているという
 見解が主流になる。

・タテついた側は、排除される。

・サラリーマンは、複業して生殺与奪の権を
 会社から取り戻すべし。


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