週末論(12) ニュー・イヤーズ・デイ
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
さて、週末論は「論」と名がつくくらいですから何かを論じているわけで、フィクションとエッセイの狭間で著者自身の感覚が反映されています。著者は今まで、自らのあらゆる作品に個人的な考えやパーソナルな部分を一切いれないよう作っていました。しかし、昨年からこの週末論を描くことで、初めて自分の感覚や好きなもの、世界観を述べるという経験をしています。そして、その経験を通じて誰かと好きなものを共有できる大切さを少しずつ実