自己嫌悪

自分が嫌い。汚い肌で、自分がかわいそうと思っている。だけど、姉のほうがもっとひどい。だから姉のほうがかわいそうで、自分はまだマシなほうだから我慢するべきなんだ。汚い痛い痒い、なのにもっと大変な人もいるから、自分はマシだから、我慢するべきなんだ。そう感じる。この事実が、なんだか悲しい。

自分が嫌い。自分ができる人間だと思い込んでいるから。奴隷のように扱われることに対して不愉快。さっさと馬鹿な自分を認めた方がいいのに。小さな自分を大きく見せている。恥をかくのが嫌。でもそうすることで逆に恥をかくはめになっている。相手の気持ちを考えない行動発言する自分が大嫌いだ。すぐ調子に乗る自分はゴミ。衝動をどうして抑制できないのか。ああ、本当に自分が嫌いだな。その突発的な行動発言によってたくさんの人を傷つけてしまっている。ごめんなさい。どうすれば無知の衝動を抑制できるんだろう。このままではダメなのに。

自分が嫌い。悲劇のヒロインぶった自分が嫌い。自分は恵まれなかったかわいそうな人間だと思っている。自分が与えられた環境で、怠惰堕落した結果なのに。自業自得だ。戒めが足りないな。こんなんじゃダメだ。

もう、救われる道はない。わたしには取り柄がない。愛される喜びってどんな感じなのかな。愛を感じられない自分の心はもうオシマイなんだろうか。なぜ、こんなに需要のない人間にも関わらず、誰かに必要とされたいと望んで、のうのうと生きているんだろうか。

笑いたくないけど相手に安心感を与えるために無理やり笑顔をつくること。どんなにどん底を這い蹲っていても相手に心配かけさせないために明るく気丈にふるまうこと。自分の悩みつらさは置いといて誰かの悩みつらさを気遣って分かち合うこと。利他は大事だけどこれで自分も心が温かくなるかといったらわからない。心は泣いて、一層闇が深くなるばかり。ありのままの自分でいたいのに、偽りの自分を演じなければ。ただひたすら日々苦痛なんだ。

神様は本当に見守っているのだろうか。



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