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本がもたらす幸福感

こんばんは、水瀬綾乃です。
子育て真っ最中の頃、よく見ていたドラマの原作本をhontoで見つけて、懐かしさのあまり買えるだけの巻を大人買いしてしまいました。


深見じゅんさんの「ぽっかぽか」です。
残念ながら12巻〜14巻は買えませんでした。

ほぼ一気に読み終えてしまいましたが、涙腺崩壊する巻や、色々と考えさせられるシーンなど、ドラマとは違うところもありつつ、やはり懐かしさいっぱいの読後感です。

主人公の麻美は専業主婦で、夫の慶彦はサラリーマン、一人娘のあすかちゃんの3人の日常が、周りの人を絡めて描いてある漫画なのですが、家計的には厳しそうなのに、とても仲良しの家族なんです。

お金は、あるに越したことはないけど、お金があっても冷え切った家庭もあるし、幸せの形は人それぞれ。今いる場所が幸せだと思えるかどうかが大事なんですよね。もし、今幸せでなくても心持ちひとつで幸せを感じることはできるんだ、って読んでいて思いました。
人間なんて願望は尽きないけど、楽しく生きなきゃ人生もったいない。
今の自分の居場所は自分で選んできたのだから…。

縁あって家族になったわけだし、険悪でいるよりは仲良くした方がいいに決まってる。
…なんて、結婚32年にして初心を思い出してみようかと甲斐甲斐しくふるまってみるものの、些細な諍いですら腹が立つ!き〜ッ!
息子たちには無償の愛で接することができるのに、まだまだ修行が足りないようで…。

時々読み返して、優しい気持ちを思い出すにはいい作品です。

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