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ケチな僕が自腹を切って通学に使わない区間の定期券を買う理由【名古屋市営地下鉄】

突然ですが皆さんは名古屋市営地下鉄を使っていますか?かく言う僕は名古屋大学生。当然名古屋大学駅を利用しています。さて、そんな僕の定期区間はこちら。

自宅最寄り駅-武豊線-東海道線・名古屋・東山線-今池-桜通線-久屋大通-名城線左回り-矢場町

訳わからんというあなたのためにこちら。

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(名古屋市交通局路線図 https://www.kotsu.city.nagoya.jp/jp/pc/subway/images/subway_routemap.png)

名古屋駅をスタートしてグネグネ曲がりながら矢場町に至っているのが分かると思います。このうち実際の通学に利用しているのはJRで自宅最寄り-金山駅、地下鉄の金山駅(M1)-名古屋大学駅(M18)の間だけです。よって、JRの金山-名古屋間と、地下鉄のほとんどの区間は通学には必要ないのです。

しかしながら僕はこんなに長い定期を購入しています。その理由を語っていこうと思います。


名古屋市営地下鉄の定期券のルール

一般的に、JRでは自宅最寄り駅と学校最寄り駅の間でしか通学定期が発行できません。しかしながら名古屋市営地下鉄ではこのようになっています。

学生定期券は、通学経路に限らずにお客様の希望される区間・経路でご購入いただける定期券です。通学に限らず、塾やアルバイトにも、お客さまの希望される区間・経路が選べます。

(名古屋市営地下鉄 定期券の購入方法 https://www.kotsu.city.nagoya.jp/jp/pc/SUBWAY/TRP0000172.htm)

つまり、好きなように区間を設定してOKってことです。

さらにこんな一文も。

通学に市バス・地下鉄を利用していない学生もご購入いただけます。学生であることが証明できる生徒手帳や学生証等を提示のうえ、地下鉄駅長室(一部の駅を除く)、交通局サービスセンターにて申込書に希望の区間・経路を記入して購入してください。

要するに学生であればOKってことですね。通学以外で定期を買うほど利用することがあるかどうかはわかりませんが、アルバイトなどでは購入した方がお得になるかもしれません。

定期の区間設定についてはこんなルールが。

地下鉄の定期券は「一筆書き」で描ける経路で乗換が3回以内なら、お客様の便利な経路を選んで購入できます。
経路が交差したり、駅が重複する場合は発売できません。

Screenshot 2021-10-29 at 22-57-16 定期券の購入方法 定期券 乗車券 名古屋市交通局

要約すると、一筆書き且つ乗り換え3回以内を満たせばよい、ということですね。僕の定期の場合、乗り換えは今池と久屋大通の2回で、重なっているところもないのでOKです。ちなみに僕の定期の地下鉄区間が名古屋から始まっているのは連絡定期券にするための都合で、JRと一体にせずに2枚の定期券に分ければ高畑駅から始めることも可能です。

ちなみにちょっと気になることも書いてあります。

3回以内の乗換でも乗換駅と経路・接続号線を判別する駅(大曽根、金山、西高蔵、国際センター、吹上)の総数が5駅を超える場合は、発売できないことがあります。

要するにこの6駅のうち5駅以上が含まれていると発売できないかもしれないということですね。(ちょっとややこしい話になるので興味の無い方は次の見出しまで読み飛ばしていただいて差し支えません。)僕はこの定期を買うとき、東山線の伏見駅と、桜通線の国際センター、丸の内の二駅のどちらを使うか考え、桜通線を選択し、

名古屋-桜通線-今池-東山線-栄-名城線右回り-市役所

で購入しようとしたらできなくて、今の区間に変えたという事情があります。

何故か上がらない料金

定期を延ばせるってのはわかったけど、どうせ高くなるんだったら意味ないでしょと思っている方も多く居ることでしょう。そこでここからは延ばしたほうがお得かもよ、という話をしていこうと思います。まず料金はこちら。

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(名古屋大学生協、名大のいろは 57項より https://sc.coop.nagoya-u.ac.jp/nusc/sinkan2020/book/life.pdf)

短くても長くてもあんまり料金が変わりませんね。さらにおもしろいのが、15キロを超えると一切料金が上がらないというところです。

例えば、僕の通学区間である金山-名古屋大学間は11.3キロの4区間になります。つまり、地下鉄だけに限れば一ヶ月あたり240円払うだけで定期をクソ長いものに変えることができるというわけです。ちなみに僕の定期の地下鉄区間は33.4キロだそうです。なんでや!

他にも名古屋-名古屋大学だと8.6キロの3区間だったり、金山-八事が9.2キロの3区間だったりと、八事周辺の大学に通う学生が名古屋や金山から通学したらおおよそ3区間か4区間になります。中京大の君も南山大の君も名城大の君も、おそらく3区間か4区間です。僕と同じだね。

ここで伝えたいのはどうせ料金大して変わらないなら伸しちゃった方がお得ですよってことですね。

友達に誘われて本山にカラオケだ!とか、栄や大須でショッピングだ!とか、野球観戦でナゴドいくぞ!なんてことを1度でもすると、だいたいの場合、ICカードから1区間の大人料金210円を引かれます。往復で420円です。

ところが定期券を延ばせばそれは定期区間内。お金はもうかかりません。

つまり420円取り戻せます。定期を延ばすのに使ったお金は240円。あれ、もう元とれちゃってんじゃないの!って訳ですね。

元々の区間が3区間の人も1ヶ月定期で560円しかしないので、2回定期区間外にお出かけしちゃえば元が取れちゃうわけです。1ヶ月に2回以上定期区間外に出かけることくらいあるでしょう?だったら定期をクソ長く変えちゃおうぜ!

おまけ程度にJRおよび名鉄の定期について

前述のとおり、JRと名鉄では自宅最寄り駅と学校最寄り駅の間でしか通学定期券を売ってくれません。しかしながら、地下鉄との乗換駅は自由に選べます。

僕の場合は、金山ではなく名古屋まで延ばして名古屋乗り換えの定期を買いました。

この分の料金はかかりますが、大きい金額でなく、元が取れると判断してのことです。また、名古屋スタートの方が地下鉄の一筆書きがいい感じになるという理由もあります。

他にも、瀬戸線を使って通学しているなら、大曽根乗り換えではなく栄乗り換えにして、栄駅スタートの地下鉄定期に、なんてことも場合によってはアリじゃないかなとおもいます。

無論定期券を2枚に分けることに抵抗が無ければ特に必要ない話かもしれません。

オススメのルート

一筆書きのルートの参考に、僕がよく使う駅をご紹介しておきます。

金山、名古屋

言うまでもなくJRとの乗り換え、買い物、グルメなど何でも頻繁に使う。通さない訳がない。

上前津、栄、矢場町、久屋大通

大須や栄の買い物などでよく使う。矢場町はパルコ、松坂屋(ポケセン)があるので実は栄より使うかも。遊ぶところも多い。

本山

サイゼリヤとジャンカラがあるので、空きコマがあると行きがち。

ナゴヤドーム前矢田

中日ファンなので野球観戦に。大学で急に矢場とん食べたくなってドムジャに行ったことも。

八事、新瑞橋

両駅ともにイオン&カラオケの定番スポット。八事より新瑞橋の方が安いのでJR沿線の人だけだと新瑞橋になりがち。八事の雀荘にもよく行く。

このくらいですかね。名城線は汎用性高いですね。僕が使わないけれどオススメの駅としては、

鶴舞、千種、大曽根

中央線との乗換駅。大曽根は瀬戸線も。

くらいでしょうか。通ってて損はしないでしょう。

最後に

名古屋市営地下鉄は定期を伸ばしても大して料金が変わらないということがご理解頂けましたでしょうか。皆さんも定期区間内を伸ばして名古屋を満喫しちゃいましょう。



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