見出し画像

knock mittenというIoTボクシングミットを作った

2年前にIoTボクシングミットを作って展示していたことがあり、たまに作品について聞かれることがあったので、簡単にやったことをまとめておきます。

きっかけ

私がキックボクシングをやりはじめたのをきっかけに、会社のハッカソンで作ったIoTボクシングミットです。キックボクシングはエクササイズでも良く取り入れられているスポーツで、トレーナーの方がミットを持って、それをトレーニングする人が叩くという練習方法がありますが、ミットを改造していったら何か面白いことできるんじゃないかと思ってはじめたのがknock mittenです。

画像2

画像3

画像1

先輩に写真をかっこよく撮ってもらいました。市販のキックボクシング 用のミットを買ってきて、テープLEDを巻き付けてM5Stackに繋いでいます。当たり判定はピエゾ振動センサを裏側に取り付けていて、そこで叩いた回数とパンチの強さを測っています。決めた回数を叩くとテープLEDの色が変わっていき、目標回数叩くとチカチカ点滅するというものです。あともう少し叩くと目標達成!みたいなゲーム性を持たせることができました。欽ちゃんの仮装大賞のアレっぽいね、とも言われていました。

会社の同僚とM5Stack入門01 という本も出しました。ここに少し私のIoTボクシングミットの事も書いています。

https://techbookfest.org/event/tbf06/circle/71750007

次に作ったもの

ミットを市販のものを使うのではなく、素材から作ってみよう。ということで、東急ハンズにいって、スポンジ素材やプラスチックの板を買ってきて、自作でミットから作ってみました。

画像4

画像5

スポンジ素材にラップを巻きつけて、裏にバッテリーとESP-32とセンサーを取り付けています。Bluetoothでパソコンやスマートフォンと繋いで、叩いた回数や強さを数字で表示するようにしました。Processing.jsで叩いたら画面の色や丸の大きさを変えるようにしたり、Web Bluetoothでボクシングミットとパソコンを無線で繋ぎデータを送れるようにしました。ブレッドボードのままだと衝撃ですぐに壊れてしまうので、基板にはんだ付けしたり、少し強度を増すように工夫していました。

画像6

画像7

画像8

Maker Faire Kyoto 2019とMaker Faire Shenzhen 2019にて展示しました。

画像9

ボクシングミットには強い力が加わるので、すぐに壊れてしまうので、強度を高める必要がありました。あと、デモでみんなのパンチを受けていると、自分の手が痛くなってきます。

ボクシングミットが光ったり、スクリーンの画面と打撃が連動すると楽しくミット打ち出来るという言葉も多く頂きました。今後は素材や構造を工夫してかっこよくしたいですね、あと、耐久性も増していけると良いかなと思っています。

もし一緒になにか何かやりたい。フィットネスに取り入れてみたい、こういう素材が良いんじゃないかフィードバックありましたら気軽にご連絡ください!🥊




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?