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絵を描きたくても描けない大人へ。その3『画材は揃えなきゃダメ!?』

絵を描くにあたり、画材は揃えないといけないのでしょうか?

何を当たり前のことを、と思われるかもしれません。
ですが、必ずしも画材は必要ではないのです。

何も紙とペンさえあれば絵は描けるよ、と言うつもりはありませんので、安心してください。

確かに紙とペンさえあれば絵は描けます。SNSでも、素晴らしいボールペン画や鉛筆画を描かれている方々がいらっしゃいます。

が、この記事では色を塗ることに限定したいと思います。高価な絵の具は今の段階では必要ありません。画材を揃える余裕があり、絵を描く環境を整えられるのであれば、水彩絵の具やアクリル絵の具、油絵具などにチャレンジしてみるのも良いでしょう。

その2『絵を描く場所を確保する!』を読んでいただけたかたなら、おわかりになると思いますが、例えば、フードコートや車内でアクリル画や油絵が描けるでしょうか? 

難しいですよね。

その2で提案した場所でも、描ける・色を塗れる方法を提案していきます。

その2をまだ読まれていないかたはこちらからどうぞ。


3.画材は揃えなきゃダメ!?

これから3つの方法を提案していきます。そのいずれも、実際に僕が描いた絵を掲載しますので、参考にしてください。それではどうぞ!


①デジタルで描く(画材必要なし)

以下に当てはまるかたにオススメのやり方です。

  • デジタルで絵を描くことに抵抗がないかた

  • 時間や場所を確保するのが難しいかた

  • 画材を購入する余裕が一切ないかた

そうです。

今、この記事を読んでいるスマホがキャンバスになります。

画材は購入する必要がありません。

まずは、僕がデジタルで描いた絵を3つほど見てください。

上:ひまわり 左下:周波数 右下:無題

どうでしょうか? 上手い下手は置いといてください(^^;)
いろんなテイストで描くことができます。

無料のお絵描きアプリをダウンロードするだけで、今手に持っているスマホがキャンバスに早変わりです。

『お絵描きアプリ 無料』で検索すると色々出てきます。

ちなみに上の画像3つとも《アイビスペイント》というアプリで描いたものです。

指で描くこともできるのですが、タッチペンはあったほうが良いでしょう。100均でも売っています。

タッチペンの感触、描き心地には慣れが必要です。自分に合ったものを探してください。

僕自身はというと、Galaxyのsc-52cというスマホを使っているのですが、選んだ理由がタッチペン(sペン)が標準装備だったからです。参考までに写真を上げておきます。

sc-52c

スマホとお絵描きアプリとタッチペンさえあれば、いつでもどこでも、それこそちょっとしたスキマ時間でも、絵が描けちゃいます。


②色鉛筆で描く(100均で揃えることも可能)

ここからはアナログで描きたいかた向けのお話しになります。

まずは色鉛筆からいきましょう。子供のころ必ず触れたことがありますね。馴染み深い色鉛筆ですが、100均でも買えます。

ちなみに、スケッチブックや画用紙やケント紙なども100均で揃います。

100均では12色セットで販売している場合が多いようです。ダイソーさんでは18色セットのミニサイズも販売しています。

ただ、色鉛筆は親しみやすくお手軽な分油断しがちなのですが、非常に奥が深いです。色鉛筆の初心者さんは、最低でも24色セット以上から始めたほうが良い、という話もあります。

せっかく絵を描こうと思って100均で色鉛筆を買ったのに、思うように描けなくて、「やっぱり辞めた」ということにならないように、教本を買うことをオススメします。

『色鉛筆 12色 本』と検索すると、塗り絵タイプのものから動画付きのものまでいろいろ出てきます。¥1,500前後くらいから購入できます。

教本が肌に合わないというかたは、思い切って36色セットを購入してみるというのもアリです。なぜなら僕がそうだったからです。

僕が購入したのは「トンボ 色鉛筆 36色」です。店頭で購入したのですが、値段は忘れてしまいました。ネットだと、¥2,000くらいから購入できるようです。

トンボの色鉛筆で描いた絵がこちらです。

「うたたね」

色が多いと、すべての色を使いこなすのは難しいかもしれません。ただ、色の種類が豊富な分、スキルがなくてもある程度の表現はできます。

色鉛筆で描いてみたい、というかたはぜひ参考にしてみてください。自分にあったやり方で楽しみましょう。


③アルコールマーカーで描く(ほぼ100均で揃えることも可能)

アルコールマーカーというものをご存知でしょうか? コピックと言えば、聞いたことがあるというかたもいらっしゃると思います。

コピックはイラストレーターさんや漫画家さん、デザイナーさん等々に、昔から愛用されています。形状の違いは4種類あり、色の種類は何百種類にも及びます。

価格は種類により異なりますが、だいたい1本¥300~¥500前後で購入可能です。

僕も使ったことがありますが、発色や塗りやすさは抜群に良いです。

どの色を買えばいいか、最初はわからないと思うので、セット販売しているものをオススメします。

詳しくは公式ホームページを載せておくので、興味のあるかたは覗いてみてください。


いきなりコピックは手が出しづらいなぁ、というかたもいらっしゃると思います。僕もそうでした。そういうかたにオススメなのが、100均のアルコールマーカーです。アルコールマーカーの入門用としてオススメします。

さぁ、ここで皆さんお気づきでしょうか?

『絵を描きたくても描けない大人へ。』その1~その3までの表紙画像、これらは全部、ダイソーさんのアルコールマーカーで描いたものです。

(厳密に言えば、ホワイトとブラックはアルコールマーカーではありません。ホワイトは文具店で売っている白のボールペン、ブラックはコンビニでも売っている筆ペンです)

100均では2色セットで¥100(税抜き)で買えます。1本¥50です。色の種類もコピックとは桁違いに少ないのですが、逆に迷わず購入できると思います。

アルコールマーカーの特徴を2つあげます。

1つ目は《裏写りする》ということです。例えば、黒の油性ペンで画用紙に文字を書いた場合、紙を裏返すと、表の字が黒く写ってますよね。それと同じ現象がアルコールマーカーでも起こります。
そのため、下敷きは必須です。僕は100均のカッティングマットを使っています。

2つ目は《インクの乾きがめちゃくちゃ早い》ということです。これの何が良いのかというと、外で描く場合に描き終わったらすぐにバッグにしまえるということです。短時間しか描く時間がない場合、この利点は活きます。乾くのを待つ必要がないからです。手帳に挟んでも、色が剥げることはありません。

実際にアルコールマーカーを使ってみて、自分に合ってると思ったら、お財布事情と相談しながらコピックを揃えていくのも楽しそうですね。

アルコールマーカーの描き方については、また別の記事で詳しく書こうと思います。


まとめ

今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

色鉛筆やアルコールマーカー以外にも、クレヨンやオイルパステルなど100均で買える画材はあるのですが、外で描くことを考えると、手が汚れやすいものは省きました。

あくまで、絵を描くことは自由です。正解なんてありません。デジタルだろうがアナログだろうが100均だろうが、あなたが描いた絵はあなただけの絵です。誰に文句を言われる筋合いはありません。

僕の記事は一例です。僕の記事を読んで、もっとこうしたほうがいいんじゃないか、と思えたら、それがあなたの正解です。
好きなように、絵描きライフを楽しんでいきましょう。

次回は『4.年齢は関係ない!?』をお届けします。年齢の壁がいかに無意味か、お伝えできればと思います。

それではまた次の記事でお会いしましょう(^^)

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