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高松日記 2022おはよう僕のメリンダ篇

7月12日(火)曇り/雨

昼近くになって雨が降ってきたので歯医者へは歩いて向かう。いつもはバイクで行くから面倒かつ早めに出なきゃと思ったが、駐輪場のこともあるしドア・トゥ・ドアで考えればバイクも徒歩もそれほどの時間差はないんだな。どちらも25分というところ。

奥から3番目の歯に亀裂が走っており、もし割れると抜歯となるため今のうちにかぶせモノをしておきましょう、と歯科医が言う。

もう何年も3ヶ月おきにクリーニングに通っているが、時おり衛生士が「ちょっと気になるところがあるので先生に診てもらいますね」と呪いの言葉を漏らすとガックリくる。そのための予防歯科だとはわかっているつもりなんだけどね。またか、という思い。でもっておそらくこれが年々増えていくのが老いということなんだろう。

「失うものばかり多すぎて手にするものはほんの少し」

帰りに西武池袋線を待ちながらふと口をついて出たフレーズに、あれ、これなんの曲だっけ?と検索する。便利な時代だ。ひと昔前ならこんなモヤモヤは一日中引きずり、そしていつのまにか忘れる。ある日また思いだし、また忘れる。というのが当たり前だったのにね。よく歌詞にある「浮かんでは消える」ってなもんだ。
もちろんその場で分かるのはありがたいけども、その場で分からないことで発生していた何らかの脳の働きが人を複雑化、重層化させていたのかもしれない。と、負け惜しみのごとく思う。

佐野元春ですよ。そうだ。『フルーツ』ね。27歳くらいの頃に買って当時働いていたバーのスタンバイ中によく聴いていた。好きなアルバムだったのに手放しちゃったんだな。メロディやリズムは抜け落ちて言葉だけがポツンと残っている。

「おはよう僕のメリンダ」
あらためて歌詞を見たけどいい歌だな。

         ⭐︎

歯医者のあと電車で池袋に出て西武のロフトに上がり、シャンプーとリンスを買う。石鹸シャンプーとパックスナチュロンリンス。1430円。
東武で今度は地下に下りて紀伊國屋で国産小麦のデイリーバンズとキャトルエピスを買う。982円。西口の天下寿司でビールを飲み、まぐろと鯖と小肌を食べる。940円。シオダヤでS&Bのマスタードを買う。235円。
要町に戻り、いさみ屋で味噌とシューストリングと麦とホップ2本(1032円)、八百増でトマト2個と茄子とオクラとズッキーニ2本(820円)を買い、空だったトートバッグがパンパンになって帰宅。

すぐにシャワーを浴び、買ったばかりのシャンプーとリンスで髪を洗う。

髪を乾かしてコインランドリーへ向かい5日分の洗濯。

その間にハンバーガーパティの仕込み。
長く冷凍していた牛スネと昨日赤札堂で買った牛モモを刻んで混ぜ、キャトルエピスをまぶして100gずつの球にする。ひとまずこれを冷蔵庫で寝かせる。

洗濯物を取りにいく時間になってようやく本格的な雨になる。

室内に干す。

米を研ぎ、煮干しで出汁をひきながらじゃが芋を煮っころがす。
先日収穫した中でも最小のグループを丸ごとじんわり炒めて砂糖と醤油と酒でこっくりと。

夕食は茄子と豚こまとパプリカの生姜焼き、ぬか漬け、豆腐とオクラと茗荷の味噌汁、炊きたてご飯。

そうそう、大家さんにチーズをいただきましたよ。代わりにじゃが芋を3個差し上げたらとても感激され喜んでくれた。自分の家の敷地でこんな立派な作物ができるなんて!ってね。
あんなに喜んでくれるならこれまで作った野菜も持っていけばよかった。



うちのアパートはペット可(が決め手だった)ですが、ペット世帯は家賃+5000円という決まりがありましてね。
アイコが死んだことで我が家は今月から家賃が5000円下がるのですよ。次回の更新時からと思っていたからとても嬉しい。年間で6万円のダウン。差額でテタンジェ(シャンパン)が10本飲める。もしくは久兵衛に4回行ける。ていうか寿司ひろ(近所)なら12回行ける。欲しかったショットのライダースジャケットだって買える。それにそれに、サービスデーの映画なら50本観れる!

ラッキー。

「微々たるものですが…」と大家さんは言うけどとんでもない。庶民にとっては大きな金額でございますぞ。

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