見出し画像

コンサル1年目が学ぶこと(本読み)

植物日記だけつけるつもりだったけど、ふと書きたくなったので気が向いたら他のことも書くことにする。慣れないことなので要約のようであり感想のようであり、よくわからないことになったが、自分用のメモと割り切って公開してみる。まるで作法がわからないので、なにかまずいことがあればコメントいただけるとありがたいです。

この本

感想

ほとんどの社会人に価値のある一冊。社会人20年目にして「知らないこと」は殆どなかったが、正しくわかりやすい内容で大事なことを思い出させてくれ、後輩にぜひ読んでもらいたい一冊だった。

ざっくりと

スーパーコンサルがコンサル仲間と話した結果、共通したスキルや価値観を紹介する本。

もう少し

タイトルの通りでコンサルは1年目に「教わる」または「学ぶ」べきことらしい。恥ずかしながら私は20年目にして教わった要素もあるが、コンサルではない大企業に努めた身としては、「4年目くらいまでに自分で気づくこと」が網羅されている感覚。

中身

結論から、端的に話す。演繹でなく帰納を使う。雑談も質問も回答も会議も面接も資料も、PREP(Point Reason Example Point)に従っとけば間違いない。あとClosed QuestionにはYes/Noで答える。これは当然のことなのだが、意外と言い訳から話す癖のある人は多い。著者はその理由を信頼関係がないからと説明している。「和して同ぜず」にも通じる。

数字を武器にする。「それってあなたの感想ですよね?」と言わせないのが「事実」。事実の代表格が「数字」。仮説を確からしくするのも数字で、真偽や効果を証明・説明するのも数字。相手が強いほど、強い武器(数字)で武装すべき。そして数字は言語や文化価値観を超えた共通指標だ。

本質を求めロジカルに思考する。良いプレゼンは情動と論理がほどよいバランスで構成されると言うが、土台にあるのが論理で上に乗るのが情動である。ロジックツリーを作る習慣を作るのがおすすめ。見る角度を変え、レイヤーを変え、考え抜くことで本質を掴み、言語化する。

相手の立場に立つ。相手の土俵で、相手の価値観で、相手の言語や表現法を使用して考え、説明する。適切な質問をすることで相手の期待値(QCD)を知り、それを超え続けることで良い関係が醸成され、自分の価値が高まる。逆に安請け合いは絶対にしないこと。相手とは、顧客であり上司であり同僚である。

計画立案、仮説設定が基本。「考えずにとにかくやってみる」が世の鉄板だが、行動の前に最低限の思考(計画)が必要なのが大前提。計画しないと、とにかく「何を」やってみるのかがわからず、闇雲に時間だけ使うことになる。また関係者がいるなら計画は合意することが重要なのと、作成においてはアウトプットからの逆算が便利。これは、無駄な仕事をしないことにもつながる。

アウトプットをパターン化する。「事実」、「解釈」、「アクション」を明確にした自分の勝ちパターンを数種類持っておくととても便利。この記事も「書かれていること」と「自分の意見」をわかるように分けようかと思ったが、同意することが多すぎたのでやめた。

自分の意見を持つ。考えることは絶対。考えるとは、自分の意見を持つこと。情報過多な時代だからこそ、他人の意見を鵜呑みにせず、多角的に捉え、自分の言葉で表現できることが必要である。

議事録は基本であり絶対。議事録それ自体が存在として価値を持つのは言うまでもないが、高品質な議事録を作成するスキルは、資料作成や報告のスキルに直結する。加えて前後には完成させるために発言をしたり、証跡とするために配布するなど、業務の基本となるプロセスも含んでいる。

パワポの作成のコツ。私の一番の苦手分野、ワンスライドワンメッセージ。なんというか、枚数が多くなるから生理的に嫌い。なのだが、言ってることはわかるし、結果としては取り入れたい。ケースバイケースだとは思う。

作業効率を追求する。繰り返し行う業務であれば、PCやアプリの操作にかかる時間を最小限にするため、ショートカットを活用しよりよいツール(ハード/ソフト)を理想なもので揃えるために、金と時間を最初に投資する。

インプットも効率よくする。Web検索で情報収集をするように、書籍でも目的をもって、タイトルや目次から有用な情報のみを抽出し、アウトプットまでセットで構成して実行する。

プロジェクト管理ができないと話にならない。日々の業務がルーチンではない場合、すべての仕事がプロジェクト。職場を離れて生活の中もプロジェクトだらけ。慣れないうちや大規模なものはツールやフレームワークで形にするが、慣れると頭の中で同じものができるようになる。そこまで反復するべきだ。数ある中で最も重要なツールと言えるのが、なぜか皆に嫌われている「課題管理表」とのこと。

喋らないなら会議に出るな。「そうは言っても」と反応してしまうこのルールは、そんな人ほどもう一度向き合うべき。と自分にも言い聞かせる。

コスト意識を持つ。会社や事業にとって大抵、大きなコストは人。人のコストは時間。前項会議の話がわかりやすい例だが、もっと直接的に時間がコストとなる「Quick and Dirty >>>> Slow and Beauty」。手書きでも早く出す。それで前述、期待値の把握もできる。

コミットする。昔流行ったからかこの単語は好きじゃないが、「約束して守る」ことは誠実さの基本なので、説明するまでもなく重要な価値観と行動である。この基本がない組織は腐ったみかん箱だから、自浄の努力をし、無理なら早々に離れたほうが良い。

師匠を見つけフォロワーシップを発揮する。守破離を意識する。そして例のYoutube動画のように、踊る。

チームワーク。役割をまっとうする。与えられる役割に満足せず、自分が貢献できることを考え、見つけ、やりきること。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?