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人は変われるかどうか、ということ。

こんにちは、お盆真っただ中。わたしはというと、10年ぶりのお盆休みと再会しております。久しぶりすぎて、関わり方がよくわかりません。

久しぶりなのは、noteも一緒ですね。基本年一くらいしか再会しないので。しかしながら今年は頻回に会っているほうです。(前回は6月?)

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さて、今回は、転職して新しい環境にも慣れつつある今日。最近同僚の一言に引っ掛かりを覚えたお話です。
チーム内の連携がうまくいかず、人間関係もギクシャクしている中で耳に入った言葉。普段なら流すのですが、どうにも釣り針のように引っ掛かってとれません。なので、noteを利用していきたいと思います。

人間関係により仕事の連携がうまくいかないAさんとBさん。わたしはよくBさんの捌け口になっているのですが、そんなBさんのAさんに対しての言葉。

「まぁ人は変われないからね、私もそうだけど」

嫌味のような、諦めのような。やりきれない気持ちから出た言葉なんだろうなと感じました。互いに自分のスタイルを貫くお二人なので、Bさんがそういいたくなる気持ちもわからないでもないのです。
わたしも社会人になってから、多くの人と関わってきました。だからこそ、共感できるところもあります。結局人が人を変えることはできない。仕事では、より顕著であると考えています。
しかしまぁ。自分が変われない、という点に対してはいささか疑問を抱きます。本当にそうなのでしょうか。

人間の本質という部分は、確かに変えることはとても難しいと思います。
長年積み重ねてきた根幹的部分ですし、それがその人個人をつくっているのですから。それがコロコロ変わってしまうと、それこそ個人(人格)に影響が出るでしょう。
しかし、それがすべて変わらないほど硬い部分ばかりなのかと言えば、そうではないと思います。変わることのない硬い部分がある一方で、少しやわらかい部分、変えることができるようなやわらない部分など、いろいろな部分があると思うのです。そのやわらかい部分がなにかを受容できる部分。
人は多面的なので、いろいろな部分を持っていると思います。

なので「人は変われない」「自分は変われない(変えられない)」という言葉は、いささか乱暴ではないのかと思う次第なのです。


人が変わるタイミングって、外的ないし内的要素があってそれに対して能動的な行動を起こせた時、とわたしは考えています。
体重150キロの人が、医師から「このままだと病気になって死にますよ」と言われ、「いやいや、これからも人生楽しみたいんで痩せます」と言って70キロまで減量した、なんてありそうなエピソードじゃないですか?
内容はどうあれ、人は「自分を変えることができるできる力」を持っているのです。ただ、『必要性を感じて能動的な行動に移せる』という条件は必要になると思います。その条件をクリアできれば、「自分は変われる」のです。きっと。


うだうだ書きましたが、そもそも嫌じゃないですか?『自分は変われないから仕方ないようね』って悲観的に考えるの。なんかこの先真っ暗な感じがします。ただでさえ、現代人はこの目まぐるしく騒がしいこの世を生きないといけないのです。なら、自分の気持ちだけでも明るく持っていたいとわたしは思います。

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プライベートであれば、「この人そういうひとだよね」と付き合い方を調整できますが、仕事ではそういうわけにはいきません。お給金をもらっている以上相応の働きをしなければなりませんし、「あの人と合わないのでかかわりませーん、仕事しませーん」というのは、社会人としてはあまりに未熟です。
ではどうすればいいのか。

一つは、可能な限り距離をとる。
人には相性があります。他者同士だけでなく、親子でも相性があります(相性が悪い親子もたくさんみてきました…)。合わないものは合わないのです。ならば、仕事に影響がでないかぎりで距離がとれたらと思います。お互いにちょうどよい距離が測れたらベストですが、なかなか難しいことではあると思います。ただ、この人との距離はこのくらいがベスト、と見つけられたら、生きやすいとは思いますね。

二つめは、相手の本質を見極めること。
前段でも言いましたが、人は多面的で、硬い部分と比較的やわらかい部分があります。やわらかい部分を見極め、その部分と付き合っていく。硬い部分とばかり付き合うと腹立ちますから。やわらかい部分を知っておくと、そこに向かって関われば幾分仕事がやりやすいと思うのです。

まぁとはいってもどっちも難しいです。わたしも100%できるとは断言できないですし、比較的できるのは持っている専門性が大いに関与しているのだと思っています。

でもまぁ、試していくことも、方法のひとつじゃないかなとも思います。それこそ『必要性を感じて能動的な行動に移せる』ことができれば、人は変われる、とわたしは考えています。


なによりも、「自分は変われない」と思うより、「自分は変われる可能性がある」と思ったほうが、生きやすくなるのではないでしょうか。


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