『世界を変えた本』
凄いラインナップだった。
改めて思うけど、むかーしの本ってのは本当に芸術品そのもの。古書には観る愉しみもあるんだなあと思う。
先日読んだ『奇書の世界史』で紹介されていたこの世で最も美しい本『ルバイヤート』。
11世紀ペルシャの詩人ウマル・ハイヤームが著した詩集を、イギリスのサンゴルスキー&サトクリフ社が1911年に製本したものがそれだ。
1050個もの宝石で飾られたルバイヤートの価格は5000ドル!
しかし、すったもんだあったのち、アメリカ人ガブリエル・ウェルズに2050ドルで落札されたルバイヤートは輸送のためあるお船にのせられた。それがあのタイタニック号だ(悲劇)。ルバイヤートは海の藻屑と化す。
その後複製版が作られるも、ドイツ軍の空爆にあって焼失。
現在は2冊目の複製ルバイヤートが大英博物館に収蔵されているらしい。
もしかしたらと期待したんだけど、『世界を変えた本』にルバイヤートは掲載されていなかった。
世界を変えた歴史的名著の数々。
どれもスゴかったけれど、私が一番心躍ったのは孫子の『兵法』だった。
だって本物の竹簡の写真が載ってる!!
いやこれ、もう大コーフン。
これがアレかっっ。輪虎がバラ~~してた暗殺リストかっ!!みたいな。(←竹簡のことです。by『キングダム』)
元がアホなのでアカデミックな愉しみ方とはほど遠いんだけれども、本の愉しみ方は自由であるハズ! ま、いいかなと思う(^^ゞ
『兵法』は現代でも人気の古典だ。ぜひいつか読んでみたい(^^)
15/200 2024.1.19.
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