『世界のすごいお葬式』
著者はアメリカ人。葬儀会社を営んでいる。
高額で商業的で画一的なアメリカの葬儀ビジネスに疑問を抱く著者は、そういうのとは全然違うタイプのお弔いをみるために世界を飛び回る。
お弔いのかたちに正解はない。
驚きの体験を重ねながら、著者自身も手探りで答えを探している途上、みたいな。そんな本だった。
昨年6月に実母を、10月に義母を亡くした。
コロナ渦だったこともあってどちらもこぢんまりとした家族葬。
実母は神式、義母は無宗教の葬儀だったが、私的にはハッキリと無宗教の葬儀のほうが好印象だった。故人とゆっくり時を過ごすことができたから。
どんなお葬式にするか、もっと自由にアレコレ選べるようになったらいいなと思う。
佐藤健寿さんの写真展に行った時にみたガーナの棺桶が頭をよぎる。
コーラの瓶とか飛行機とか。木彫りの棺桶の、あの、インパクト。
元々はおばあちゃんのために作ったものがウケて依頼が殺到するようになったのだとか。
そーだな。私なら、ふでばこの形した棺桶なんてどうだろう。
カパっと蓋をあけたら中には安らかな顔をしたばーさんが横たわっている。枕はmonoで、胸にはCampusノート。んで、そのノートの見開きいっぱいに大きな字でメッセージを書いておくのだ。
いいお葬式になるかも(^^)
2023.12.27.
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