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『Audible 口訳 古事記 / S文芸部お題「春の夢」

春の夢。
古事記は古代日本の夢物語やもしれません。


イザナギ・イザナミノミコト、天照大神の天岩戸隠れ、八岐大蛇に因幡の白兎。
これらは皆、古事記に描かれていた物語だったんですね。にっぽん昔ばなしかと思っておりました(^^ゞ

古事記ってこーゆうモノだったのかと聴き進むうちに、天孫降臨、そして神武天皇が登場。この辺りでやっと「これってアレか!」と思い当たる。『天皇神の系譜』説。

何巻かは忘れちゃったのですが、面白かったエピソード。

「たとえ相手が皇太子であろうとも決して嘘は教えられない」という信念のもと、とある学者先生が少年天皇に対して「(天皇家の源は)サルです」と言い放つシーンがある。天皇だろうが庶民だろうが人類のご先祖様は等しくサルであって神じゃない、と。
ちなみにこれ、軍人のお偉方に授業を監視される中での発言です。器用な人なら「神様です」と忖度するところだけど、先生はそれをヨシとしなかった。
見るからに学者然とした非力そうな先生でしたが、ハートは漢!!なナイスガイ。スカッときもちよいシーンです。

*****

物語のスタートとともに、神様たちは次から次へと物凄い勢いで数を増やしてゆく。生まれ方が『出産』という形に限定されないので、脱いだ服や、水の中、神様の目や鼻などからもぽんぽんと神子がお生まれになる。
そんなかんじで物凄い量の神の名が羅列されてゆくもんだから誰が誰やらわからず、結局まともに拾えたのは有名な神様数人だけでした(^^ゞ

どこがと言われると困るのだけど、日本の神話ってやっぱりどこか日本ぽい。そんなことを考えながら100冊目の読書が終了したのでした。
200冊目にはどんな本をもってこようか。そろそろ考えておこう(^^)


103/200 2024.4.26.

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