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『絶対に行けない世界の非公開区域99 コンパクト版 ガザの地下トンネルから女王の寝室まで』

『オリヴァー・ツイスト』を返却しに行った図書館でふと目に留まったオススメ棚。バーンとこちらを向いてる推しの1冊にするするう〜っと吸い寄せられる。

ーーーなになに。絶対に行けない世界の非公開区域99・・・だとっ。

テレ東の某人気番組とよく似たニオイを感じます。
S氏&A氏ファンの私としてはもう読まざるを得ませんッ

「これ借りますうう」とカウンターに引き返し、2冊ほど抱えてほくほくと図書館をあとにした。
その日の夕方、娘のお迎え待機中の車内でさっそくページをめくる。

本書は、程度の差こそあれ、立ち入りが制限されている公共の場所99か所を紹介している。

まえがきより

スパイが暗躍する諜報機関の拠点、英国王の戴冠用ジュエリー保管庫、データセンター、ヘビ島、太平洋ゴミベルトetc
面白い読み物のつきの写真集のような本だった。

せっかくなのでーーー

行ってみたい非公開区域勝手にベスト3

第3位 “小鬼の穴”エルドシュテーレ

南ドイツには700以上のトンネルや地下室からなる地下迷宮がある。エルドシュテーレと呼ばれるこの迷宮は、10~13世紀に造られたと考えられている。迷宮の入り口は思いもしないような所から発見されている。教会、墓地、個人の家、森の中などだ。しかし、誰が何のために造ったのかはいまだに解明されていない。

本文より

『天空の城ラピュタ』に出てくるポムじいさん。地下でパズーと遭遇した時に「小鬼じゃ。小鬼がおる」って言ってたことを思い出し、「もしやこの地下迷宮がモデルなんじゃ・・・!?」とひとり盛り上がる。
ページ右側の写真、階段の上に映る黒い人影がポムじいさんにしか見えないのだが、気のせいだろーかっ。

第2位 バチカン機密文書館

本書に掲載した場所で唯一その名に「機密」の文字が入っている極秘の場所バチカン機密文書館は教皇とローマカトリック教会の歴史に関する最重要文書の保管場所だ。許可を得た研究者は入館できるが、閲覧禁止の文書も多い。黒い過去を隠蔽しているという批判もある。

本文より

ガリレオの異端審問に関する文書やミケランジェロから届いた代金支払い督促状なんかも保管してあるらしい。スゴイ!!

第1位 チンギス・ハーンの墓

幼名をテムジンといったチンギス・ハーンは、モンゴル帝国建国のため、割拠していた遊牧民族の統一を行い、歴史上有数の恐ろしい戦士と言われるようになった。死後はその望み通り極秘に埋葬された。多くの人が墓の場所を突き止めようとしてきたがいまだに発見されず、歴史の謎の一つとなっている。

本文より

埋葬に関わった者のあらかたが56され、秘密を守るため墓標すら立てられなかったというハーン様のお墓。それがひろーいモンゴルの草原のどこかに眠っている。いつかみつかる日がくるだろうか。


2023.12.16.

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