見出し画像

親父の教え

結婚するときに親父から教わったことがあります。それが結婚生活に限らず、対人関係で役に立つので、結構大事にしてます。

それは人生フルスイング
…ではなく。

「のに」って思うな。

です。確かに「のに」を消すとね、人に優しくなれるんですよ。シンプルだけど、効果覿面です。

例えば
「残業して疲れているのに」
「残業して疲れてるから」
それぞれに続く言葉をイメージすると「から」だとポジティブな言葉を繋げられる可能性があるけど、「のに」の後って絶対ネガティブな言葉になりますよね。
だから「のに」を消すんです。そうすると負の感情がかなり無くなりますし、寛容の念が湧いてきます。

結婚した時にコレを教わったのデケェなあってしみじみ思います。

私の持論は「結婚生活は異文化交流がテーマのエンドレス合宿」なんで、奥方の考えと合わないことや気に食わないことなんて頻発します。
そんな時に「のに」がついた感情を抱いてしまおうもんなら不快に怒りをトッピングしちゃってエライことになります。
そこでちょいとチルして、まずは「のに」を消す。これでケンカはかなり減ります、多分。

あとは、あらゆる場面で「のに」を消すのはストレスを抑えるのに役に立ちます。
「これだけ説明しているのに」
「こっちは忙しいのに」
「頑張って時間通りに来たのに」
「私はこんなにも怒っているのに」
で、だいたい「のに」の後に来るのって自分以外の対象に向けたものが続くじゃないですか。
前にも書いたけど、自分でコントロールできないものは気にしない方が良いんです。

「のに」を消して自分でコントロールできることに集中すると結構怒りやストレスが抑えられるし、ひいては人間関係が良好になると思います。

度が過ぎるとちょっと人に冷たくなっちゃいますけどね。
(最近「ドライですよね」って言われるようになりました)



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?