力みおじさん。
転職してから出社時間が遅くなり、
嫌いな満員電車から遠ざかっていたが、
この間、電車が大幅におくれ
久々にあの過酷な状況を立ち向かった。
女性は特に満員電車が大変じゃないだろうか。
乗る時に押され、
電車内でも押され、降りる時も押され、
自分の意思で動くことができず、流されるがまま。
その中でリュックをしょったままの人や、
おそらくだいぶ重いであろう
通学カバンを床に置く学生等がいると
仕方ないとは思いつつも、さらに状況は過酷になる。
リュックにつぷされ、
そして足元に置かれている
大きなカバンのせいで足はつま先だち。
立っていることが奇跡的なような格好で
駅に着くのを待つ。
その中で特に私が苦手としているのは、力みおじさん。
車内で無駄に力んでくるおじさんの事を
私はそう読んでいる。
たまにいないだろうか。
駅に着いた時、
入り口付近で無駄に力んで、絶対ここから動かないぞという強い意思を感じるおじさん。
そのおじさんのせいでスムーズに降りることができない。
他にも、車内でずっと力んでいるおじさん。
そのおじさんが近くに立っている時は、用心しなければならない。
急停車等で電車が揺れた時、バランスを崩してそのおじさんの方にぶつかってしまうと、力みで身体が固くなっているため衝撃がすごいのだ。
たまに力んだまま
人の背中に寄りかかろうとしてくるタチの悪いおじさんもいる。
一度若い時にそのおじさんと戦ってみた時があった。
背中でなぜか押してきたから、押し返してみたのだ。
双方なかなか譲らず、
出勤前の貴重な体力を無駄に消耗していたのだが、
力がピークに達した時、そのおじさんが急に力を抜いてきた。
そのせいで私は思いっきりバランスを崩し、
揺れてもない車内で転けそうになるという恥ずかしい思いをした。
戦いが終わってから、何だか拍子抜けして、
その意味のない争いに乗り気になってしまった自分を恥じた。
イライラしてたとしても乗っかるもんじゃない。
そんな若い時の懐かしい思い出を振り返りつつも、
やはり満員電車が苦手なのは変わらないな〜と思った今日この頃。一体テレワークはどこへやら。
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