この指とまれ式クラブ活動

「いがせん」こと伊垣先生が紹介していた桐朋小学校の「この指とまれ式のクラブ活動」をみて、自分の学校でもやりたいなーと思ってて、今年、特別活動に関わる部になったので提案してみました。小学校のクラブ活動は、月に一回くらい4年生〜6年生が集まってそれぞれのクラブで活動します。そのクラブの決め方なんですが、基本的にその年の先生達によって決められることが多く、先生が指導できるかどうかに左右されたりします(ちなみに自分は十数年ずっとパソコンクラブ担当・・・)。子ども達は先生達が決めたクラブの中から好きなクラブを選ぶんですが、人数が決まっていて、第一希望でじゃんけんで負けた子は、余っているクラブに行くことになります。大人気のドッジボールクラブに入れなくて、残っている音楽クラブに入るしかないみたいな感じになって、本気で泣いたりする子がいたりします。
この指とまれ式は、その名の通りクラブを作りたい子が、みんなに呼びかけて、参加者をつのる式。ある程度人数が集まらないと設立できないけど、人数制限はありません。5、6年生だけでクラブをつくることができて、4年生はクラブ1年目なので参加のみ。「パティシエ部つくります!」「みんなでバスケやろう!」と集会でよびかけてなんだか大学のサークル勧誘みたいで楽しそう!というところまでの情報はあって、実際、体育館を使用したいクラブがたくさん集まったらどうすんの?クラブがたくさんできたら先生はどうするの?クラブの運営は子どもがするの?などなど詰めないといけない課題をいろいろ話し合いながら、やってみることになりました。(会議で先生達に初めて提案したとき、みなさん「いいやん!楽しそう!」っていう雰囲気になってくれて本当に嬉しかった。)
でもやることになったらなったで、やったことのないことを多くの子どもと先生達をまきこんでやることに本当にやってもいいの?とふるえました。でも子どもたちにこのクラブのやり方でいいか、前の方がいいかを決めてもらうための集会を開いて説明した後のアンケートでは子ども達も9割以上が新しいクラブの形に賛成してくれ、新しいクラブの方に決まったことと、今からクラブの呼びかけ人を募集します!というポスターを4.5.6年生の教室がある階にデカデカと貼り出したら、朝登校してきた子どもたちでいっぱいになって、教室でもクラブの話題がたくさんでている姿に、これで進めていいという自信をもらいました。
いろんな企画を持ち込んでくる子ども達、「ちょっとこのままじゃ実施は難しいかも」と折り合い案をもって話しにいくと熱くポケモンカードについて語ってくれたり、まだ設立が決まってないのに勝手に勧誘ポスターをはりまくったり、そんな熱い想いを持ったクラブは最終的に15個、呼びかけ人は39人もあらわれて、今度、部員を募集する集会を開きます。ドッジボールやバスケ、茶道、カードゲーム、ダンスなどなど、鼻息あらい子ども達から、集会で呼びかけるプレシャーにおしつぶされそうになりながらも勇気をだしてくれた子ども達まで、「自分達で決めれる」ってこんなに子どもをワクワクさせるんだと感じたこの4月でした。まだまだスタートラインにもたってない感じですが、また途中経過を記録していきます。

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