天秤

ついに音源化になりました
長かったような短かったような
私個人としてはこの曲を書いてから
かなりの月日が経ったので
本当に今でも夢のような感覚と
体の中全てが流れ出てしまったような
そんな感覚もあります

昔から黒瀬を知ってくださってる方々
お待たせしました

今回この曲をきっかけに知ってくださった方々
はじめまして

僕の大切な
いろんな節目になった曲「天秤」
それを今回は紹介していきます

僕が弾き語りを
きちんと人前でやり始めたのは
何年か前のお話で
この曲はその活動を始める前から
もともとあった曲でした

活動前から趣味が
曲を書いたり歌ったりすることで
誰かに聴かせるためではなく
ただ自分のためだけに書いてました
その中の一曲がこの「天秤」です

僕が書いている曲はほとんど実話で
歌詞の通り
僕は希死念慮があります
気づいた時にはもうあったので
いつの間にかうまれてしまっていたのだと

でもそうやって死にたいなんて考えながら
２０歳でカートコバーンみたいに死ぬ予定でしたが
結局いろいろあって生きてしまっています

いじめ DV モラハラ
本当にいろんなことがあったし
現在進行形でもいろんなことがあるなと

それを吐き出せる場所なんてなくて
勇気を出して吐き出したら
周りにおかしな目で見られたり
そんなこと言ったら病気の人が可哀想とか
よくない考えだと
そんなことばかり言われて
確かにそれはそうなんだけど...と
余計に死にたくなりました
それ以上この気持ちを吐き出せる場所はないので
吐き出せない気持ちを　他の曲も然り
僕は全部歌にしてきました

だからこの曲も
僕そのものの歌です 言葉です
共感してほしいとかでもない
誰かの何かになればそれは嬉しいことだけど
聴きたいと思ってくれた人は
また聴いてもらえると嬉しいし
嫌だなって感じた人は聴かなくていいです
音楽は自由なので
好きなように受け取ってもらえたらいいな

そんなこと言うけど
聴いてくれなきゃ拗ねます()
めんどくさい人間です
最近特に人間らしくなってきて
自分に嫌気がさします

この曲は僕にとっては大切な曲だと
弾き語りの時も
バンドをしていた時も
ずっと言ってきました

最初はただの曲でした
他の曲ともなんら変わらない
僕の肉片のような 一部のような曲
その中のひとつにすぎないもの
ただそれは徐々に変わっていきました

弾き語りで
ライブハウスに呼んでもらうきっかけになって
バンドに誘われるきっかけになって
バンドメンバーが増えるきっかけになって
レーベルに声をかけてもらうきっかけになって
お客さんが増えたきっかけになって
ごっこ倶楽部さんに撮影してもらうきっかけになって
いろんなきっかけになった曲です
だからこそ他の曲より
少し気持ちが違うのかもしれません
時間が経つごとに大切な曲になっていきました

本当はバンド時代に
アルバムとしてリリースする予定でしたが
解散という形になってしまい
本当はそのまま音楽も辞めようと思いましたが
この曲だけは音源として残したくて
辞めるならこの曲を出してからと思い
今回ソロとして活動再開する上で
一番にリリースすることに決めました

皆さんにとっては経緯なんて関係のない話ですが
僕にとっては大事な節目を
毎回この曲が救ってくれたので
どうしてもこのタイミングで出したかったんですよね
わがまますみません

今回このわがままに付き合ってくださった
レコーディングや
撮影や
リリースや
いろんな場面で協力してくださった皆様に
感謝申し上げます
改めてありがとうございました

レコーディングについてですが
楽器隊はひとつずつではなく一緒にRECして
歌はほぼ一発録りにしました
なんかその一回に全力を注ぎ込みすぎちゃって
これ以上その時の自分では出せないと思い
あえてそのままにしました
一発入魂

歌録りの時
もうサポートの方々は先に帰られたので
1人だったのですが
初めて1人での空間で
心がなんかざわざわしました
人がいるのといないのとで
こんなにも違うのかと
正解が見えない空間で
どきどきしてました
でも皆さんに良いと思ってもらえるように
言葉の通り全力で歌いました
それが少しでも伝わると嬉しいです

編曲に関して僕がいたバンドのhizume
と表記してますが
hizumeと一言でいっても
今回この中には何人もの人の名前が含まれます
初期メンバー 新hizumeメンバー サポートの方々
たくさんの方のおかげでアレンジが完成しました

アレンジのベースは初期メンバー時代をベースに
リアレンジしてRECしました
この曲を知っている方も
改めて楽しめるのではないかなと思っています

この歌は特に歌うたびに
その時の感情によって力加減も変わるので
是非ライブも聴きにきてほしいです
配信でもいいです
暇つぶしでもいいです

この曲をあの頃の自分が
ギリギリになりながら書いたこと
ある人の一言で
世の中に弾き語りを発信するようになったこと
その結果いろんな人に見つけてもらえたこと
誘われてバンドとして活動できたこと
フェスに出たりタワレコに展開したり
いろんな経験ができたこと
今ソロとしてこうして再開できたこと
全てに感謝します

いつまで頑張れるかわからないけど
やれるだけやってみようと思います

ショートドラマもMVもどちらもいいので
ぜひみてください
ひとつ前のブログでも書いたけど
ショートドラマとMVと
少しドラマのエンディングが違うので
そこも楽しんでいただきたいです

どうでもいいけど
衣装めずらしく白にしたのです
これは靴下脱いでる女黒瀬

またな

天秤MV↓