視線

職場の人に聞かれた
黒瀬さんって街歩いてて
20代超えてる感じの人が
ツインテールで縦にくるくるの髪型だったら
どう思いますか?
私やったら「まじか」ってなっちゃうんです
って

そっかあ
世の中はやっぱりそんな感じなのか
ってちょっと寂しくなった

自分は答えた
なにも、どうも思わない
別に何歳だろうが
したい格好をすればいいと思うし
誰にも迷惑かけてないし
本人が本人のまま生きれるように
生きればいいと思う
自分多分他人に興味ないんですよねー笑
なんて笑って空気をふわっとさせた

その時思い出した
前に女装と言っていいかわからないけど
女性の格好をした男友達と
ユニバに行った時の話なんだけど
周りから罵詈雑言が飛んできて
心にぐさぐさ刺さった
何が悪いの
可愛くなりたくて努力してて
何がダメなの
女の子に見えたら
世の中が可愛いと認めたら許すの
どこがボーダーライン
なにがボーダーライン
わからなかった

世の中は少数派の人間が間違い
多数派が正解とすることが多い
正解も間違いもないのにな
確かに正解と間違いを作らないといけない事もある
もしかしたらその方が多いかもしれない
ルールを作らなければ
判断できないこともたくさんあるから

でもやっぱり悲しかった
もっと優しい世界にならないかな

僕はこれからも僕でいる
誰がなんて言おうと僕は僕でいたい
誰かの言葉で僕じゃなくなるくらいなら
死んだ方がマシだ

でもたまにわからなくなる
僕はどれが僕なのか
そのたびに苦しくなって
結局どうやって笑えばいいか
どうやって話せばいいか
なにひとつわからなくなる

日々変わる自分の感情に
自分が置いてかれている

たぶん正解を作るならば
結局どれも自分なんだろうけど
認めたくない自分もいて
そこは努力して変わればいい話なんだけどさ

生きるって難しいなあ
人間関係って難しい
1人で生きたくても
どうやってもそれは無理な話だし
もっと生きるの器用になりたい

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