紀州のドンファン
TVを見なくなって1年ほど経過した。ニュースダイエットを実践し、不必要な情報の遮断により効率化が図れていると実感している。
一方、職場の食堂ではTVが流れており、昼食時にどうしても見聞きしてしまう。この数日報道されているのが紀州のドンファン殺害の件で元妻が逮捕されたニュース。数日間ネタとして採り上げている。おそらく、この番組を作っているスタッフも相当なストレスだと思うし、コメントを話している演者も本気でこの事象に関心はないと思う。死んだドンファンと若い元妻の写真が何回も画面に大写しになる。これは死者への冒涜にはならないのか。でも、誰かが見たいと思っているからネタになる。誰かの満足感を満たしている。
食事中隣の女性に「最近こればっかりだね」と話しかけると、「日本が平和だということですよ」と即答された。その通りだと思いつつ、違和感が拭えない。やはりTVは死んだのかもしれない。
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