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台風過ぎて、夏のものは終わりに近づく。 トマトなど、毎年のことながらてきめんで、一気…
橙の木の、それは接ぎ木苗であったのが、台木のほうが成長し、接がれたほうは滅んでしまう。…
グミやスモモは一気に成るが、ミニトマトやブルーベリーなど、ぼちぼち成って、毎日小鉢一杯…
今年のアブは凄まじく、山だけでなく、町まで出るということで、まさにアブの当たり年、人は…
小鉢に摘んだブルーベリーに、細い細い糸くずが、よく見れば懸命に尺を取っている、小さな尺…
暑さ寒さも彼岸までとは言うが、ここらで暑さはお盆まで、といったところ、そこを過ぎれば一…
今年も結局、白梅干し、天気も読めぬ山ならば、博打のように見繕い、太陽の下に梅を並べる。 天気予報はずっと雨、夏は夕立も多ければ、雨と言っときゃ文句はないだろうという精神か、カンカン照りも雨の日も、予報は雨と動かず、意味もなく、網に梅を並べながら滴る汗、酸っぱい香りが風に乗る。 梅をもぐのに、梅干し用には大きな良いものを、梅酒用には小さいものをと選んだおかげで、いつも以上に柔らかく、ふっくらとした梅の数々、気をつけなければ皮の破れ、保存が利かないようになる。 しか
子供の時以来、あまり見ることのなかった花だからだろう、露草の青は古び、懐かしさばかりを…