MCMM@復刻狂気都市文庫

新作の予定はありません お話を書く能力は失いました

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復刻狂気都市文庫 既刊と今後の予定

ようこそ こんばんは MCMMです。 2024年11月上旬の既刊と今後の予定をご案内します。 まず新刊のお知らせ。 さる10月29日、『明日は廃墟でふたりきり』を電子書籍の形式で復刻いたしました。Amazon専売です。Kindle Unlimited対象となります。表示されている価格は買い切りのものです。 凄腕ヒットマン(ヤンデレ)×死神がみえるゴス娘(メンヘラ)のバイオレンス恋愛小説。控えめに言っても地獄です。 表紙は同人誌版と同じイラストを採用しました。AIにも描

    • ある出版社の終焉と、まぼろしの失敗作

      先日、あまり使ったことがないGoogleドキュメントをのぞくと、意外なものが保存されていました。 『合金ミニスケープ』の初稿です。 ミニエスケープじゃありません、ミニスケープです。 市役所とかによく都市の模型が飾ってあるじゃないですか? あれミニスケープっていうんですよ。 Amazonに登録されたとき『合金ミニエスケープ』と思い切り間違えられてました。 そのAmazonで見ると発売日は2007年3月1日になっていますね。私の記憶では書店に並んだのは3月31日なのですが、も

      • 『明日は廃墟でふたりきり』販売開始

        お待たせしました。 諸口正巳のバイオレンス恋愛小説第二弾、 『明日は廃墟でふたりきり』が電子書籍で復刻となりました。 当初の予定では今月中旬にはもうリリースしているはずでしたが、作業が大幅に遅れてしまいました。申し訳ありませんでした。 10月31日のハロウィンに発売できたらいいな~と思いながら寝る直前にAmazonに納品したら、寝ているあいだにチェック通ってしれっと販売開始されていました。 何はともあれ今月中にリリースできて本当に良かったです。 webでのみ公開していた後

        • 近況と今後の予定

          活動再開早々にnoteなどの発信が滞ってしまい申し訳ありません。 まず愚痴みたいなものを含めて近況を報告します。 現在ふたつ仕事をかけもちしている状態で、作家としての活動をひっそり再開しました。9月までの段階ではほとんど無理なく可能でした。 しかしメインの職場の環境がどんどんどんどん悪くなっていって、10月下旬になった今は、こうしてPCを開いてnoteを書くことすらままならなくなりました。 同僚がどんどん辞めていって、休日返上や長時間残業をしなければまわらなくなっています。

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        復刻狂気都市文庫 既刊と今後の予定

          自己紹介代わりの宣伝や解説

          私はもう新しい小説を書くことはできません。 まるで魔法が解けたかのように書けなくなりました。 今となっては、どうやってあんなに何万字も何十万字も書いていたのか、何もわからないのです。 この記事も、書くのに何時間も何日もかかっています。 2023年には、過去に発表した作品のすべてをネット上から取り下げました。 もう二度と公開するつもりはありませんでした。 紙の本にいたっては、河川敷やキャンプ場で燃やしたものもあります。 しかし最近、あれらは私の財産であると認識を改めることに

          自己紹介代わりの宣伝や解説

          モヘアのかみさま

          第一夜  いっかげつのおわりのひ、  おつきさまは「ひとくぎり、ひとくぎり」といって、  ほしくずをあつめたおさけをのむんだ。  そうして、おつきさまがよっぱらって、ねむってしまったとき……。  かみさまのせかいへのとびらがあきます。  えっと、まあ、ようするに、ぼくがこっそりあけるんだけど。  とびらのばんにんのおつきさまが、ねてるあいだに、ね。  だから、いっかげつに、ひとばんだけ。  ぼくがかみさまをむかえにくるから、  かみさま、  どうか。  ぼくらをたすけて

          【発売中】毎日がメリー・バッド・エンド

          去年、『小説家になろう』『カクヨム』のアカウントを削除して、ネット上からすべての作品を取り下げました。 当時はもう二度と公開も販売もする気がなかったのですが、気が変わりました。 消す前に読むかと『毎日がメリー・バッド・エンド』に目を通したら、めちゃくちゃ面白かったからです。 これを自分が書いたということが信じられないです。どうやって書いたのか、どうして書けたのか、もはや何もわかりません。 最初はここnoteで有料マガジンとして再公開しようと思ったのですが、 ここは長編小説

          【発売中】毎日がメリー・バッド・エンド

          トランジット

          テスト投稿です。 この短編は2011年8月頃に執筆しました。  8月にグアムに出張というだけでも迷惑な話だ。  ビーチで水着になって泳ぐことはもちろん、水着の若いコたちを見て楽しむ時間すらない。おまけにスーツを着てホテルをまわってエライ人びとに会うのだ。あの、熊谷並みの猛暑の中をだ。  しかも帰りは8月15日。  おれはこんな時期に東南アジアの島々に行きたくないのだ。……いや、この時期なら、日本のどこにいても似たようなものか。  どうしてこんな時期に戦争が終わったのだろうか