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牧場物語。

やぁ、いらっしゃい。今日も元気そうだね。

お腹のすき方。季節が違うと変わらない?
お昼は気づかない内に過ぎちゃって、食べないこと多いの。

ただ、15時くらいに急にふらふらするほど空腹感に襲われる。
夏とかこんな感じじゃなかったのに。

寒いと急に元気なくなるもんなのかな。


牧場経営。


馬を専門に育てている牧場がある。

競馬用の競走馬を育てることを主に行っている。
日本ではほぼほぼ北海道で生産され、育成されている。

馬主によって購入された馬は、指定の牧場で育成され調教される。

サラブレッドとして生を受けた馬は、エリート調教をされ体を仕上げていく。

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定期的に行われる競馬レース。重賞と呼ばれる伝統のレースで結果を出した馬の馬主は大きな名声と富をもたらす。

維持コストも安くなく、結果もそうそう出るものじゃない。
有名な馬なんて、一時代に数頭のもの。

それでも、一部のハイエンド層には馬主になるというドリームがある。

今回はそんな馬牧場のお話だよ。

生産牧場。


S氏はとある地方で牧場経営をしている。

広大な敷地と、自然度の高さ。
およそ都会の喧騒とは縁遠い環境で運営されている。

冒頭では馬の話をしていたけど、そういった名門系の牧場のお話ではない。
あくまでもそれらは競争用のお馬さんのお話であって、こちらは馬文化普及を目的にした牧場。

馬は大体20~30年生きる動物。

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人との交流は非常に長く、その走破力と物流に適した躯体は人類のあらゆる文化に貢献してくれている。

馬の出産までの期間は、種付けから概ね1年間。
基本的に一回の出産で一頭を産み落とす。

双子は超絶レア。

多くの生産牧場で、馬の出産は日々行われている。
その用途は様々。

育成牧場。


馬は生まれてからは厩舎に収容され、育成されていく。

5歳にもなれば、立派な大人と言われるよ。
動物の成長は早いね。

競走馬として、エリート教育が行われる牧場もあるよね。
それに比べればS氏の牧場はのんびりしたもんだよ。

とは言え、牧場のお仕事は過酷だそうな。
S氏には息子さんもいて、馬の管理は息子さんが主体に見ている。

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厩舎は8棟。
結構な規模で、多くの馬たちが仕切られた枠の中に収められている。

牧場特有の強烈な香りが放たれており、
朝は早くこの厩舎の清掃から始まる。

多くの作業スタッフが朝から各厩舎に向かいだす。

牧場の運営なんて普段知るよしもない。とは言えシンプルな構造なだけに聞くと想像もしやすい業態とも言えるね。

牧畜作業。


各人、厩舎の清掃を行うと同時に馬を牧場内に外に放つ。

柵がはられており、領内から馬が逃げることもなく牧草を食べながら広々とした牧場に放牧される。

厩舎には各馬のための部屋割りがされており、
敷草としてわらが敷かれている。

これらも汚物まみれになるため清掃作業が必要となり、
適宜、中身の入れ替えとなる。

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使用済のわらは天然素材ということで、土に還って養分になる。
そこから栄養分を含んだ土壌になるという図式だね。

干し藁はいくらあっても足りないので、常に製造されている。

放牧されている間、馬は牧草を食べうろうろ。
ただ室内で管理されている間は「飼い葉」というエサに変わる。

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穀類や配合飼料を混ぜ合わせた、室内用の食事。
状況により、栄養も調整するサプリメントなども配合することも。

暑さに弱い馬達は大型扇風機などで、
ストレスのかからない空間作りをしっかり行っていくよ。

匂いは凄いけど、地道な手作業によりキレイな環境に務められている。
案外動物も良い環境が施されてるんだね。

出荷業務。


基本的には適正年齢に育ってきた馬たちは出荷され、代替わりしていく。

食用として育てられる馬たちは、また別の場所へ移されていくことになる。
基本的に馬は牛や豚に比べて体温も高く、病気や菌に強いそう。

そのおかげもあって、未だ馬刺しのような生食用としての流通も出来ている。
今では一部の地域の郷土料理でもあるね。

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通販でもふるさと納税でも、人気商品として多く販売されている。

競走馬の怪我の末路のような闇の部分もありつつ、高い需要に対して供給も追いついている。育成のコストを考えると適正な価格帯。

空いた馬の部屋割りはまた補充され、入れ替えが行われる。
定期的な出荷に対し、定期的な生産が行なわれ極力空間を余すことはない。

地味な作業が続くが、徹底した管理をしないと運営は一気に傾く。
非常に慎重な業務。

これから。


畜産農業も楽じゃない。

生き物を飼育するというのは、急な環境変化にも適宜対応が必要。
それには人為的な配置が欠かせない。

人件費はかかるのは当然として、欠員となり手不足もまずまず深刻。

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飼料も高騰しており維持費も増加。
どんな業界でもそうだが、こういった畜産農業はスタートからマネタイズまで長期となる。

コスト面、ブランド化、販路拡大。
様々なタスクはのんびりした業界にも迫っている。

辞められると困る人も沢山いるし、テクノロジー進化による環境に期待したいところだね。

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