親族経営のゴタ。
やぁ、いらっしゃい。今日も来てくれてありがとう。
今日も記事に向かっているよ。
12月6日なんだけど、昼過ぎは少し余裕がある。
朝だね、やっぱしピークタイムは午前中。
記事書きは昼から全集中、ルーチンが決まりつつあるよ。
街の惣菜店。
ふと、思い出したお店がある。
結構前の話なんだけど、超仲良かったんだよね。
揚げ物とか弁当とか作って、販売してるお店。
今、減りつつあるような業態だね。
少し前にキンパで行列が出来た店。
あそこにちょっと似てるけど、全然違う。
もとアットホーム。
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というよりは完全に家族だけで運営してる店。
商店街でも大通りでもない。
普通に路地の住宅とか小さい店とかがあるような。
そんな立地でポツンとあるお店。
長屋で、4ブロックくらいに分かれてる感じ?
その内の1つにその店はあった。
今回はそんな家族経営のお話だよ。
地域で愛されるお店。
家族経営といっても、超小型店舗。
K氏が店を開店したのはもう20年以上も前。
駅からは近いが、微妙に人通りの多いルートからは外れる。
ただ、スーパーやコンビニとも若干商圏が被らない。
地元フリークとしては重宝する。
そんな印象の小さな惣菜屋さん。
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家族構成は分かりやすくいえば、
波平・フネ・サザエ・マスオ。
この4人で店を切り盛りしていた。
朝早くから仕込みを始める。
小さいながら品数はそこそこにある。
店の形はちょうどガレージのような雰囲気。
ど真ん中にカウンター型ショーケース。
ここにコロッケだか、天ぷらだかが並ぶ。
更に奥に階段があり、2階で仕込みをする。
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見たことはないけど、休憩も出来るスペースがありそう。
朝の8時には仕込みが始まり、
9時には店も開いて夕方には閉まる。
そこまで人通りも多くない。
オープン時には商品はあまり並ばない。
徐々に作っていくことでショーケースが賑わう。
ピークタイム。
忙しくなる頃は大体11時半から14時頃まで。
序盤戦は波平・フネが頑張る。
昼にはサザエが配置され、マスオはいつの間にかいる。
男性陣がひたすら料理を「作る」
女性陣がひたすら料理を「売る」
完全に機械的にこなされたチームワーク。
人気商品はオムライスや焼きそば。
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スーパーに置いてそうな自分で取るタイプの
天ぷら用の容器。これにパンパンに詰まっている。
オムライスなんてケチャップを乗せてるのに、
そのまま蓋をして輪ゴムで閉める。
パンッパンだよ。
メイド喫茶なら涙目さ。
これで記憶が確かなら300円。
いや、350円だったかな。
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とにかく安い。安くてそんなに美味しくない。
とにもかくにもしっかりボリューム。
小中高校の男子がいる家庭にはオススメ。
1日数個しか積まれないアイテム。
焼きそばは悪くない記憶があるね。
ややピークを過ぎた頃に、
興味本位で何か買おうと思って店に行く。
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14時頃にはサザエ単騎で接客さ。
後は夜に向けて在庫を掃けていくモード。
この時によく話す機会があったので、
こんな話も思い出しながら書ける。
ちなみに事務所から歩いて2分のとこ。
波平とフネは15時頃には帰宅してたね。
新店舗。
K氏の店舗向かいに出来た
新しいマンションの1階が店舗スペースだった。
4ブロック入る形だね。
テナント付きワンルーム小型マンション。
何を思ったのか、K氏はそのテナントの一室を
借りて飲食店を始めだす。
とは言っても、難しいものじゃない。
うどんやそばなど、簡単に作れて簡単に食べられる。
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サイドメニューの揚げ物は
向かいのお店に大量にある。
店に立つ責任者はマスオ。
まぁ、一番何やってるか分かんないポジションだしね。
正直、お店は見た目からも初心者で回せる。
狭いし、回転も早い。
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営業時間は昼から夜。
土日は休み。惣菜よりは稼働が長いね。
揚げ物の販売先のような立ち位置のお店。
正直、印象が薄くてそんなに覚えてない。
ひとつ記憶に残っているのが「相・愛盛り」
ざるうどんと、そうめんが1つの更に盛られる。
なかなか斬新な一品だったよ。
店舗混雑。
ある時の昼、珍しいと言ったらあれだが、
ちょっと混雑していた。
同時に向かいの惣菜屋も忙しい。
ピークタイム、結構なことだよ。
ただ、うどん屋がワンオペに対して
惣菜が3人対応。
マスオがキレた。
「こっち一人やぞーっ!」
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急に店から出て、向かいの店舗に大声で叫ぶ。
道端の人からしたらびっくりだよ。
テンパっちゃったんだね。笑
ちなみに仕入れをしている所を
見ちゃったことがある。
うどんは業務スーパーの冷凍のやつ。
いや、全然それはいい。美味しいからね冷凍。
ただ、そうめんがマズかった。
味じゃないよ、オペレーション。
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冷凍そうめんなんてないし、絶対美味しくない。
ちゃんとオーダーが通って、多加水で茹でてくんなきゃ。
飲食店で働いたことがあれば、
分かる感覚だと思うけど、ピークタイムは防衛戦。
どんどんお客さんは増えるし
オーダーも溜まる。
これらを一つずつ処理していく上で、
お客さんはピリつき、キッチンもまたピリつく。
余力を残した惣菜屋にシビレを切らした
マスオの気持ちも分からんでもない。
というより、ちょっとハミってたのかもね。
これから。
匂わせてはいたけど、この店はもうない。
何ならコロナを待たずして撤退。
結構好きだったけど残念だよ。
結局、波平・フネとマスオはあんまし関係良好な
感じじゃなかったのだろうか。
主に話す相手がサザエなだけに、
その辺りは分からないし、聞きづらい。
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向かいに店舗を出したことが敗着手。
挑戦してみないと開かれない。
けど、ちょっと無理筋だったね。
資金ショートか、人間関係か、モチベが尽きたか。
惣菜屋だけなら続けられそうな気もしたけど。
いかんせん安すぎたのは良くなかったかな。
今の時代じゃさすがに300円のオムライスは厳しい。
元気にどこかで今も働いていることだろうさ。
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