詩「本当の自分」

「本当の自分は!」
そう言いかけて言葉が止まる
まるで呪いの言葉だ
そう思ってもその言葉から逃れることが出来ずにいる

本心が!
真実は!
魂が!!

生きていることさえも……

思考は回る

そんな自分を制御することなど出来なくて
皮膚に食い込み血が滲み
涙の雫で我に返る

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