散文詩「天井と考えごと」

椅子にふんぞり返り暫くぼんやりと考えごとをする。
決まって暫くすると、過去の出来事を思い出す。

イライラしたり、不愉快になったり、仕舞いには下唇を噛む。

(ああ……)

と、私の心の溜息が聞こえる。

不意に天井から目を逸らす。
私の心は楽になるのである。

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