詩「寂しさに触れた」

俯く
束の間、流れる時間を微動だにしなかった
自分の体に触れる
指が体を掴み撫でる
自分の体があることを確認した

静寂の中
感覚が何かに集中するのが分かった

見付けた

寂しさだ

気付くと意味の無い思いが腹の底から上ってくる
強く自分を抱きしめて瞼を閉じるしかなかった

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