詩「空虚の夜」

窓から見た夕陽に
足を止め立ち尽くす
時計の音
潜んでいたような空しさの訪れ
部屋は、映画のワンシーンのように茜色に染まっていた

動けない

やがて夜の帳が下り
空は星の煌めき
崩れしゃがみ込む

空虚の訪れに
闇に紛れるように沈み行く
胸の内の何かに気付くと
膝を抱えた

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