詩「魂の底擬き」

ここは深海
その静寂
魂の領域
己の真の姿が鎮座する処
故に己以外の気配はなく
只、深く広く遠く果てしない
逃げだそうか
座り直し見詰めようか
己を見詰めるのか、突き詰めるのか
貶めるのか、苦しめるのか
嗚呼、そうではない
只、静かにこの深海に飲み込まれたい
己を忘れる刹那

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