詩「心を雨にさらし」

雨に打たれて
心が雨に打たれて濡れている
窓辺から見る夜の闇と夜の雨
深淵を覗き見たような心地さえする

苦しみなのだろうか
哀しみなのだろうか
濡れた心はこのまま雨と闇に溺れるのだろうか

「あ……」声を出してみる
現実に戻り目の前のガラス一枚
慌ててカーテンを閉めた

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