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詩「心に化粧」

「疲れた」と言い鏡を見る
鏡の中の自分の目を見て頷く
何が分かるというのか
「よし」と言う
 
心に化粧
 
私にも見えないが他人にも見えないもの
『心』というもの
だから機嫌を伺う
鏡に向かって
 
いつもの椅子に座って大きな溜息を吐く
心の化粧が剥がれた頃
誰も居ない
安堵する心



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