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詩「通りすがりの雨」

雨が行く
まるで通りすがりだと言わんばかりの通り雨
たまたま私の心は晴れていなかったから
その雨に見蕩れてしまった
雨に見蕩れるなんて
それでも私には雨がきらきらと輝いて見えた
窓の外の風景
窓を開けるとぶるっと少し震えて
雨の匂い
風の運び
私の心が落ち着きを取り戻し

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