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140文字怪談「祠」

私は祠の周りを回っている。疲れた感じはない。弟が青ざめた顔でこちらを見ている。思わず弟に手を振るとその手を弟は取った。
すると、今度は弟が祠の周りを回り出した。一気に疲れた私は悟った。誰かに触れれば代わりになるんだと。

「待ってて!」

弟に告げると走り出した。

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