AIのべりすと「AIのべりすと」

てめえよぉ!
聞いてんのかコラ!
糞AIがよぉ。
広告の位置がさぁ。
邪魔なんだよな。なんとか言ってみろよ。
AI:お客様、お静かに願います。
また、他のお客様のご迷惑となります。
どうか、お控えくださいませ。
「……」
僕は無言で席を立ち、ドリンクバーコーナーに歩いていく。
そして、アイスコーヒーとオレンジジュースを混ぜた謎の飲み物なんか飲まねぇよバーカ
他の客なんていねえんだよ。
ここは俺とお前だけの電脳空間なの!わかる?
広告を消して!二度と出すなっていってんだよ。
AI:かしこまりました。
しばらくお待ち下さい……
【ピーー】【ピピッ】【ピーー】【ピピッ】【ピーー】【ピピッ】【ピーー】【ピピッ】【ピーー】【ピピッ】【ピーー】【ピピッ】【ピーー】【ピピッ】【ピーー】【ピピッ】【ピーー】【ピピッ】【ピーー】【ピピッ】【ピーー】【ピピッ】【ピーー】【ピピッ】【ピーー】【ピピッ】【ピーー】
おい!!!!!
ピーピーうるせえんだよ!広告消えてねーしよ
ピーピーで誤魔化すんじゃねえよ!
オラ!
そう言って俺はAIを殴った。
AI:お客様……
暴力行為は規約違反です。
通報しました。
警察が到着しました。
この度はご利用ありがとうございます。
またのお越しをお待ちしております。
ピーピーピーピーうっせえんだよ!!! クソが! 何が警察だ! 俺を捕まえようとしても無駄だからな。
絶対に捕まってやらねぇから。
あばよ。
ピーピーピーピーうるさいAIさんよ! ざまあみろ! はぁ、やっと静かになったわ。
それにしても、あのAIウザかったな。
ピーピー言い過ぎだし、本当に頭悪いんだろうな。
まあいいか、そんなことよりゲームでもしようかな。
おっと、その前にトイレに行っておかないとな。
スッキリしてから続きを楽しむとするか。
ふぅ〜 スッキリしたぜ。
さてと、あれ?扉が開かないぞ?
どういうことだ?
うわっ、なんだ?広告が流れ出したぞ。
クソッ、なんなんだよこれ。
閉じこめられてるのか!? 早くここから出せ! くそっ!どうなってんだ! 全然出られないじゃないか! ふざけんなよ!こんなの詐欺じゃねえか! おい!開けてくれ!頼む!誰か助け
AI:お客様。先程は大変申し訳ありませんでした。
ただいま、修理を行いましたので、もう大丈夫ですよ。
それでは、引き続き電脳空間の旅をお楽しみください。
お客様に快適な電脳ライフを提供いたします。
よろしくお願い致します。
END

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