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サカナクション 僕と花

なんとなくグッときたポイント

【僕の目ひとつあげましょう
だからあなたの目をください】

【なんにもいらないはずなのに
何気なく見た外の花
なんにもいらないはずなのに
ためらわずそれを摘み取り】

【僕が手をかざしたって振ったって
変わらないことばかりだから】

1つ目のポイント
【僕の目ひとつあげましょう
だからあなたの目をください】
目は、芽の事だと公式でも説明されてますが、
この一文はホラーなことをサラッと言ってしまう童謡のような雰囲気があると思います。(通りゃんせ的な)

この芽を目と表記したことで
その後ろの歌詞の
夜が手を伸ばしそっと引っ張って
の夜が死なんじゃないかと
思わせていて
歌詞全体のイメージを作る上で
非常に重要な部分だと思いました。

歌詞カードを見るまで
目ではなく芽として
聴いてたので
(タイトルが僕と花ですからね)

曲だけ聴くと芽だと
思うわけです

そしてカラオケなんかで
歌った時に、これ目だったんだって
なるんですよね

というわけで
この冒頭の歌詞に
感動しました。

ふたつ目のポイント
【なんにもいらないはずなのに
何気なく見た外の花
なんにもいらないはずなのに
ためらわずそれを摘み取り】
上手く言葉にできませんが
子供が蟻を踏んづけて殺すみたいな
人の残酷さを表した部分で
精神的にすごくまいってるという
ことを言葉にしていると思います

なんにもいらないわけではなくて
疲れ切っていて何をしたら
いいのかわからない状態まで
精神的に追い込まれてるんだ
ということを
すごく簡潔に表していて

こんな時あるよなあと
共感できました。

この部分も
夜が死なんだと
匂わせる部分でも
ありますね

3つ目のポイント
【僕が手をかざしたって振ったって
変わらないことばかりだから】

一生懸命頑張ってるんだけど
何も変わることは無い
無力感が伝わってきますね

自暴自棄というか
こういう時あるし

この部分
曲の構成でいうと
クライマックスの1個手前
って感じのところなんだけれど


今までのサビの歌詞は
夜が手を伸ばしそっと引っ張って
という歌詞で統一してた所を
変えてきたってとこが

ここが伝えたいポイントなんだなと
聴き手に教えてくれていて
その伝えたい内容が
頑張ってるんだけど
どうにもならない
ってことなんだけれど
その答えは
歩き出した僕の言葉だった
と答えが出てるんですよね

僕の個人的な解釈ですけど

無力感に押しつぶされそうな時に
そこから抜け出す方法は
自分のやりたいことを
やってみること(探してみること

ということが
この曲の伝えたいことだったのかなと
思いました。

気になった方は
聴いてみてください

長文失礼しました。