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私と保護犬くるみの物語:くるみ⑮”自分で歩く”

あたちの気持ち分かってー!!

って、ずっとガブガブしていたけど、なんか違うって最近、ちょっぴり気づいてきた。ママちゃんたちにガブガブしても、うまくいかない。わんこ同士だと、分かり合えるのに。あ、でも、コーフンして、面白くなって、強く噛むと、お兄ちゃんやお姉ちゃんわんこに、「えー加減にしろっ!」って怒られたっけ。。。おっきな手足でポーンと跳ね飛ばされたりも。。。

あたちは悪い子だと思う?ううん、ちょっぴりお転婆なだけ。くるみは良い子だよ。

パパちゃん、ママちゃんたちと同じ人間たちは、あたちを見て、「キュート(可愛い)!!」って叫んで、あたちをナデナデしたがるから、あたちはクルリと寝転んでお腹を見せてあげたりする。あたちはサービス精神も抜群なんだから。

そんなあたちを見て、ママちゃんは苦笑いをする。おうちに帰って、パパちゃんに、「くるみは外面がいいんだよね。」とかって言っている。なに?外面って?よく分からないけど、なんだか嫌な感じ。きっと、くるみばかりがモテるから、ママちゃん、ヤキモチを焼いているんだと思う。

あたちは今、自分の脚で地面に立って、自分の脚で歩くのが大好き。ママちゃんやパパちゃんから、拾い食いしちゃダメって、ぎゅっと首輪を引っ張られるのが癪に障るけど、それでも、抱っこ散歩よりずっと好き。

ママちゃんやパパちゃんと、一緒に歩くのが大好き。


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