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私と保護犬くるみの物語:わたし㉘”可愛いを100回”

くるみがどんどんオトナ(成犬)に近づいていく。
ヘニャヘニャしていた身体が、ガッチリしっかりしてきた。
顔つきが精悍になってきた。
無駄な動きが減ってきた。(無駄にエネルギーを消費するとお腹が減るのを理解してきたのであろう。)

そして、何より、散歩中、「あら、パピー(仔犬)?可愛いわね〜💗」と言われることがほぼ無くなった。

くるみの方は、すれ違う人にそう言われると思って、尻尾を振って、”あたちの方は準備オッケーですっ!”とナデナデされるのを待ち構えてたりする。

で、スーッと無視される。

・・・切ない。

そんな試練を経て、きっと、どんな仔犬もオトナになっていくのであろう。

くるみ、頑張れ。

心の中でエールを送る。

そんな中、わたしは変わらず、毎日毎日、くるみに”可愛い”を連発している。多分、一日100回は言っている気がする。

朝起きて、くるみが伸びをしているのを見て、「くるみ、伸びてる〜。可愛いねぇ。」。ご飯を食べているのを見て、「ご飯美味しい?可愛いねぇ。」

極めつけは、変な歌まで作って、可愛いを伝えている。

♪くるみの可愛いお耳、くるみの可愛いお目目、くるみの可愛いお鼻、くるみの可愛いお腹、くるみの可愛いお手手、くるみは可愛いワンコ、くるみは全部、可愛いよ、毎日、毎日、可愛いよ♪

歌に合わせて、指でその部分を触っていくと、くるみは「あたち、可愛い?あたち、かわいー!」って感じで、ゴロンとお腹を見せて、ナデナデされてご満悦。

その姿に、わたしもご満悦。

親バカ全開。それで良し。

だって、親ぐらいしかそんなこと出来ないしょ。親さえ認めてあげてたら、きっと、良い子に育つ。

くるみは良い子、可愛い子。それは一生変わらない。




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