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私と保護犬くるみの物語:くるみ③”う⭕️ちは健康のバロメーター”

あたちの時間の流れはパパちゃんやママちゃんという人間とは違うんだって。あたちの1日はママちゃんたちの1週間ぐらいみたい。あたちにはよく分からないんだけどね。でも、目が覚めると、なんだか違うあたちがいる。ママちゃんが、毎朝あたちを見る度に、「ん?なんか脚が長くなったような。」「ん?今日は胴が長くなったような。」「あれ、お顔がスッとしてきたね。可愛いお顔さんから美人さんになってきたかな?」とか言う。

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そういえば、ここに来たすぐは、ママちゃんが美味しいご飯をたっぷりくれたから、お腹がパンパンになるまで食べた。そしたら、お腹がなんだか変な感じになっちゃった。ウンチがびちゃって出て気持ち悪い。お腹もペコペコにならない。

ママちゃん曰く、「ご飯の量、多すぎたみたい。」だって。

もう、ちっかりしてよ。

「くるみぐらい小さいとどれぐらいが適量なのか分からなくってね。ごめんね。後数週間は、1回の量は少なく、回数を増やそうね。」

数日後、あたちのウンチはいいウンチになったって、ママちゃん、パパちゃん大喜び。ウンチを見て、そんなに嬉しいのかな?

ママちゃん、パパちゃんは、あたちのママちゃんとパパちゃんだよって言うけど、本当かなぁ。信じていいのかなぁ。おいちいご飯はくれるし、遊んでくれるけど、でも、あたちが「もっと、かまって!」「あたちを見て!」「ケージから出して!」っていくら言っても聞いてくれない。

でも、あたちが、ちゃんとお座りできると、「お利口ちゃん!」と褒めてオヤツをくれる。あたちの名前を呼ぶから、すぐに行くと、また褒めて、オヤツをくれる。オヤツが貰えるから言うこと聞いてあげているんだけど、でもね、最近、オヤツも嬉しいけど、ママちゃんとパパちゃんがにっこり、嬉しそうだと、あたちもなんだかくすぐったい気持ちになる。あたちがお利口さんだと嬉しいのかな。お利口さんにしていたら、良いことあるのかな。

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