「連載」ツーピース：チームすー。地球一周大冒険（２０）

チームすー。ジャパン、ゴーーーール！！！

2020年10月3日、夜8時過ぎ、黒リスが23キロチョイを入力し、チームの船は見事終着地パナマの港コロンに到着。この瞬間、地球一周レースラテンアメリカ編4,020キロを９名で走破したのであ〜る。バーチャルレースだとしても、すごいと思いません？！

因みに、黒リス１匹の手漕ぎ笹船だと、まだこんなところを漂っているわけ。スタートして、振り返ればまだスタート地点が見えるんじゃねぇ？って距離しか進んでいないわけですよ。

思い起こせば、スタート直後、チームすー。ジャパンは、キャプテン・イノシシ、すーみん。、塾長、そして、黒リスの４名乗組員のぽんぽん船。なかなか進まず、201チーム中後ろから数えた方が早いという、４８時間走世界記録保持者イナガキがいるにも関わらず、”すまないねぇ。。。”状態。

だが、その世界のイナガキの強力な人脈で、集めに集めたのが、日本中部地区の変態ランナー達、明翠、芝野達也、まさかず〜、ペヤング、あっちゃん。お陰で、ぽんぽん船は豪華客船を経て、軍艦へ変貌を遂げ、33日間でゴール出来たのであった。

途中、乗組員達の個性溢れる姿を中継させて頂いたが、実は、一人、一度も日誌に登場していない人物がいる。あっちゃんである。

あっちゃんは、探偵黒リスのチェックでも、最初から謎の人物。フェイスブックでも、友人のタグ付けで渋々登場させられているという状態。アピール力ゼロである。だが、黒リスは日々彼の動きをチェックしていた。

彼の日々の距離入力にはある法則がある。

8.699マイル（＝13.9184キロ）という数字がやたら多いのだ。黒リスは、考えた。なるほど、あっちゃんは、きっと通勤ランをしているのだな、と。だが、そうなると、他の9.942マイルや8,078 マイルもそれなりにあるのはどう説明する？コンビニに立ち寄り？それとも、寄り道？はたまた、彼女んちから出勤？

お願いだ、教えてくれ、あっちゃん。

と、いうところで、ラテンアメリカの旅は終了。

チームすー。ジャパン：走行距離4,019.64キロ（2,512.28マイル）にて、ラテンアメリカ編完結！！