chips S#13 9/25の明け方の夢

線路沿いの屋根のない煉瓦造りの家の中で初老の男たちが酒を飲んで歌を唄っている。私も随分と飲んでいる。ひとつの考えごとが、ひとりの女性のごとが私の胸中にわきあがる。すると向かいの男が本棚から一冊の本を取り出し開き一節を読みあげ「行くのならすべてをかけていけ」というようなことを言った。その本はシェイクスピアの本のようで「君はまだ読んでいないのかね」というようなことを言われた。そこへ轟音とともに貨物列車が通りすぎ、私はそこで目が覚めた。紙片に何度かその女性の名を書いた。

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