chips#40

自転車に乗って知らない路地を行く
少し遠くの街へ出て帰り道のわからないまま
少年だったあの日、日暮れの中を
どこまで行けるのか試してみた
あの日と同じように
まだまたどこまで行けるか試しているんだ
君にもらったこの自転車に乗って僕は 夕暮れとともにことばは沈んで
朝陽とともにことばは溶けた
遠くへいけるのはひたすらの沈黙

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