chips S#8

渋谷の半蔵門線への地下への乗り口。少しふらふらになりながら朝日を浴びて君は降りて行った。君に届けておきたい言葉があったように思うのだけどもうそれはかなわない。ここが最後に君をみた場所。何度目か、ここに来た。届かないものをいまさら投げること。でもそれでも世界へ変容していく。僕はまだ時間の流れとともにあり変容していく世界の一部であるから。楽しい時間をありがとう。僕は君と約束をした。それを果たすよ。ありがとう。怖がらずに君との約束を僕は果たすよ。

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