朝のコピー短歌(2019.11.15)だれだって

だれだって名刺にコピーライターと
書けば今日からコピーライター


資格があるわけでもない。
だれでも名刺にコピーライターと書けば、
その日からコピーライターになれるよ。

そう言われたのは、大学生のとき。アルバイト先の珈琲専門店で、いつもカウンターに座ってアメリカンを飲む常連のコピーライターさんに。そのときは、そんなものかと思っていたのだけれど。

実際にコピーライターという肩書きが入った名刺を手にしたときは、気恥ずかしいようなこそばゆいような感覚になった。そして何年も、じぶんからで「コピーライターの●●です」と名乗ることができなかった。まだ一人前じゃないなという自覚があったし、紹介されても、一応コピーライターって肩書きがついていますがまだ駆け出しです、と付け足したい感じが何年も続いた。

いつごろだったか、コピーを担当させていただく●●です、と名乗れるようになったのは。だからといって、一人前になれたという自覚があったわけでもない。しいていえば、担当者として仕事に責任を持たなくてはという覚悟かな。

だれだって、名刺に書けばコピーライターになれてしまう。
女優にだって、セラピストにだってなれてしまう。
覚悟があればそれなりのコピーライターやそれらにはなれる。
でも本物になれるかどうかはわからない。
だから、まだずっと、コピーライターに片思いしている。
そんな感じがちょっと続いている。


あかん、打ち合わせ帰りに渋谷のマックに飛び込んで、
このnoteを書いているんだけど、
目の前にいちゃつく高校生カップルがいて、集中できない。
ただいま、ソファ席で抱き合っています。いまきっと二人は両思いですね。
(そんなきれいなものではなく、発情中です)

あ、男友達がやってきて、発情ストップ(笑)


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