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はじめてのエロゲ

田舎の古本屋さんには狭いゲームコーナーがあり、そこでPlayStationのソフトを買っていました。当時はネットに頼ることもなくパケ買い(ジャケ買い)をするしかありませんでした。

その古本屋さんは小さく、ゲームソフトのラインナップも何故かノベルゲームが主力で、「Noëlラネージュ」「ときめきメモリアル」「お嬢様特急」にはじまり、
「がんばれ森川くん2号」「火星物語」「スターオーシャン」等の名作も揃っていました。というかそれくらいしかありませんでした。

アダルトがメインだったらしく、暖簾などを潜らなくても、狭い入り口から左に曲がればエロゲーの棚になっており、パッケージが並んでいました。

エロゲの横の本棚にはそれらを書籍化したパラダイムシリーズの赤い本が並んでおりました。
ノエルラネージュの濃い絵が好きです。今見るとエロゲっぽいね。

パラダイムノベルシリーズは赤くて並んでるだけで圧巻。美しいんですね。薄暗い古本屋さんに赤い本がずらっと並べてありました。500円〜700円もするのでどれにするかかなり迷いました。重視したのが絵です。それしかヒントがないからです。

こんな風にエロゲが本になったことで8800円払わなくてもとりあえず内容を知ることができました。

中学時代、私は家に帰りたくなかったのでここに入り浸っており、帰り際に50円の漫画や普通のゲームを買っていたので定員さんに顔を覚えられていて
高校生になって思い切ってエロゲーを買った時、女性店員さんに「これパソコンじゃないとできないけど、大丈夫?」と言われてとても恥ずかしかったです。
(学校から借りてるノートパソコンにインスコする)

小学生の頃、夕刻、家に帰りたくなくてゴミ捨て場によくいました。ゴミ捨て場といっても整理整頓されており、そこに回収日がまだだったのか、退去の際に要らない本をまとめて捨てたであろう本が並べてありました。
その中から拾って呼んだエロ本が「ドラゴンナイト」というelfの作品でした。文字だけでエロい雰囲気を察して心のちんぽにキタ…
elfは私に初めてをたくさん残していきました。青春でした。

今更ですが、この百鬼、レビューがあまりよくなかったことを知りました。