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ahamo に変えたので、手順や各社格安プランの注意点をざっくり書いてみる。

日本の携帯料金が安くなった

日本の携帯料金は高すぎる(どっかの CM みたい)という声も多かった中、総務省などの圧力もあり、携帯キャリア各社が従来よりも格安の新プランを開始しました。

今回、私もその格安プランの一つである docomo の「ahamo(アハモ)」に切り替えてみたので、各社のプランや変更の流れについて書いてみます。(決して、森七菜ちゃんが可愛いから ahamo を選んだわけではありません)

各キャリアの格安プラン

基本的に、各キャリアのプランは内容的に似通っていますが、各々どんな内容になっているのかをみてみましょう(金額は税込)。

 ● docomo:ahamo(アハモ) https://ahamo.com/
まず、docomo の展開する新プランです。これは、データ容量 20GB/月 で 4G/5G に対応、5分以内の通話無料という内容で、2,970円/月 という内容です。さらに、日本人の渡航先の 95% をカバーするという海外 82 の国や地域での国際ローミングも込みとなっています。

● KDDI(au):povo(ポヴォ) https://povo.au.com/
こちらは、KDDI(au)の展開する新プランです。データ容量 20GB/月 で 4G/5G に対応し、料金は、docomo の ahamo よりも安い 2,728円/月 となっていますが、通話は 22円/30秒 の従量課金です。かけ放題にしたい場合は、オプションとして 550円(5分以内通話かけ放題)、1,650円(完全かけ放題) を追加する必要があります。povo の特徴としては、オプションでトッピングできることにあります。今流行りの "ちょい足し" ってやつですね。例えば、220円で24時間のデータ通信を無制限にできたりするので、たまに大容量のデータ通信が必要になるという人にとってはいいかもしれません。

● SoftBank:LINEMO(ラインモ) https://www.linemo.jp/
こちらは、SoftBank の展開する新プランです。先日、Zホールディングス(ソフトバンクグループ傘下の持株会社)と経営統合した LINE とのコラボを全面に押し出したのが特徴です。料金は、KDDI の povo と同じく、データ容量 20GB/月 で 4G/5G に対応し 2,728円/月、通話は 22円/30秒 の従量課金。かけ放題にしたい場合は、オプションとして 550円(5分以内通話かけ放題)、1,650円(完全かけ放題) を追加する必要があります。
ただし、LINE に関わる通信(LINE 通話や LINE トーク内での画像や動画のやりとりなど)はデータ容量にカウントされないという特徴があります。通話や連絡は LINE がメインという人にはいいかもしれませんね。

各社の格安プランの注意点

プラン的には各社ともに似通った内容になっていますが、これらのプランを選ぶ上での注意点がいくつかあります。

① キャリアメールが使えない
これまで各キャリアがで提供してきたメールサービス(@docomo.ne.jp / @au.com, @ezweb.ne.jp / @softbank.ne.jp など)はこのプランに変えた時点で使えなくなります。LINE などがメインの連絡手段になっている人も多いと思いますが、キャリアメールで登録しているサービスや、メインの連絡手段として使っている人は注意が必要です。また、Apple ID など、アカウントにキャリアメールを設定している人は、プランを変える前に別のアドレスに変えておかないと後々いろいろ困ります。

② 店頭でのサポートが受けられない
これらのプランは、従来のプランとは違い、ショップでの店頭サポートを受けることができません(一部有料で実施するものもあり)
なので、プランの内容を理解できない人や端末の設定などが苦手な人にとっては少しハードルが上がるかもしれません。
サポートを受けるにはチャットサービスを利用する必要があったりと、簡単な IT 機器の操作ができる必要があります。

③ 今使っている端末をそのまま使う人も注意
今使っている端末をそのまま新プランに移行させようと思っている人も注意が必要です。対応端末が指定されているため、キャリアを変えない場合でも公式サイトなどで事前に確認しましょう。
また、他社端末を SIM ロック解除して使おうという場合、Android の方は特に注意が必要です。Android 端末では、同じ機種でも販売しているキャリア毎に対応できるバンド(電波の種類)が異なっていることが多々あります。例えば、名前は同じ「Galaxy S20 5G」だとしても、ドコモで売っているものと、au で売っているものでは対応バンドが違うので、たとえ SIM ロックを解除したとしてもまともに使うことができないといった具合です。

このような感じで、メリットも多い各社のプランですが、プラン変更や乗り換えがすんなりできる場合と、そうではない場合があるので、事前にサポートを利用するなどして確認しておくことをオススメします。

切り替えの流れ

ここからは、僕が実際に切り替えたときの流れを参考までに書いてみます。ちなみに、LINE モバイル(格安SIM)からの MNP(モバイルナンバーポータビリティ) になります。

① MNP 予約番号を発行
まず、乗り換えに当たって、LINE モバイルでの MNP 予約番号の発行手続きをしました。これは、LINE モバイルの利用者サイトから簡単に発行できました。しかも、通常発行までに2〜3営業日かかるところ、わずか 6分後には予約番号が来ました(笑)

② ahamo のサイトから申込実施
予約番号をゲットしたら、ahamo の公式サイトから申込をします。名前や住所などの基本情報や、MNP 予約番号、本人確認書類の写真を指示に従って添付して終了。全て iPhone から行いましたが、15分くらいで完了しました。
ちなみに、僕の場合は、普段使っている SIM フリーの iPhone で使うつもりでしたが、価格がお手頃だったこともあり、申込と同時に Android 端末も購入しました。

③ 2日後に商品発送の連絡
4月15日の深夜に申し込んでから2日後の4月17日に商品発送の連絡がありました。ネットでの評判を見ていると、発送までにかなり時間がかかるという話もあったので、MNP の切替期限に間に合わなかったら面倒くさいなと思っていましたが、意外と早かったですね。この辺りは、オーダー内容や端末の在庫状況などによっても異なるかもしれません。

④ 申込時の指定日時通りに商品が到着
申込時に指定した日時にきちんと配達されました。素晴らしき、日本の物流インフラ!

⑤ 回線切替実施
届いた商品を確認し、回線切替作業を実施しました。ahamo への切替と同時に、LINE モバイルは自動解約になります。
ちなみに、MNP の場合は、電話での切替ができないようなので、ウェブから手続きするのが簡単です。

数日間使ってみての感想

こんな感じで晴れて、ahamo ユーザーになったわけですが、LINE モバイルに比べるといくらか快適になりました。

LINE モバイルの頃は、通勤やお昼の時間帯には Twitter の画像もろくに読み込めないという、ゴミのような通信速度だったのが、普通に読み込めるようになりましたし、エリアに入れば、5G もきちんと接続できています。
ただ、体感では、ドコモの通常プランに比べると通信速度が少し遅いような気がすることも時々あります。気のせいかもしれませんが。

それ以外では、20GB のデータ容量があるのでテザリングで作業するのにも余裕が生まれましたし、仕事でちょっとした電話をするくらいなら通話料も気にしなくてよくなったので、総じて満足しています。

というわけで

事務手数料も解約金もかからないので、機種などの条件さえ合えば、試してみる価値はあるプランだと思います。携帯料金が高くて見直したい方、複雑な契約をシンプルにしたい方など、お試しを。

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