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【感想】育休刑事 

ずいぶんと久しぶりのnoteの気がするが、今回はブルアカの話ではなくとあるドラマの感想である。
私は普段ドラマを見ず、1話から最終話まで見切ったドラマは存在しない。それほどにドラマに縁のない人間である。

今日話すのは、NHKプラスで配信されている『育休刑事』。原作は似鳥鶏先生、主演は金子大地さんである。

簡単にあらすじを説明すると、

主人公の秋月春風は、捜査一課4係の刑事。…ただし、育休中である。前田敦子さん演じる姉の涼子と愛する息子の蓮くんと共に事件を解決する!!(育児をしながら)といった感じである。

私は原作者の似鳥鶏先生の大ファンである。この作品の原作はまだ読んでいないのだが、『百億人のヨリコさん』や『叙述トリック短編集』など、先生の描くキャラクターや注釈芸、そしてなんといってもシリアスでありながらコミカルでもある、そんな話が大好きなのだ。これは余談だが、似鳥先生はあとがきまで面白い。普段あとがきを読まない人もぜひ読んでほしい。千葉駅が巨大殺戮兵器に変えられたりしている。
そしてそんな似鳥先生の作品がドラマ化されるということで、これは見なければ!と思い、ついさっき(10分前くらい)視聴した。以下感想。

正直なところを言うと、犯人は序盤から見当がついていた。主要メンバー以外店主しか名前がでていなかったので…。しかし、それでも面白いのが似鳥作品のいいところ!秋月さんの心のツッコミや会話のテンポ、そしてなにより前田敦子さん演じる涼子さんがいいキャラをしていた。
個人的には、似鳥作品は主人公とその相棒といった構図が多いと感じているのだが、大抵主人公は相棒に振り回されることになる。それが今回は、嗅覚と視力(あと顔)が異常に良いという涼子さんだったことになる。
似鳥作品の魅力である(と思っている)『振り回される主人公とその相棒』というコンビがドラマという形で見られたのはとても感慨深い。見終わると全て抜けてしまう人間なのであまり内容には触れられないが、今後も楽しみに見ていようと思う。

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