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これから訪れる日本の未来と、個人が行うべき対策

クロネコ屋です。今回は経済+未来予測のお話をします。

さて、日本は言うまでもなく「世界で最も少子高齢化が進んでいる国」です。いやはや、少子高齢化で世界一位というのは、あまり光栄でないポジションですね。

もちろん少子化は日本のみならず、タイ、シンガポール、韓国、中国といったアジア諸国でも同じです。そんな中、「一番先頭を走っている日本は、少子高齢化にどう対処するのか?」と注目されている訳です。

そんな日本の未来ですが、やはり気になるのは私達、庶民の生活です。すでに消費税8%→10%でヒーヒーに締め上げられつつあるというのが本音なのですが、今後はどうなっていくのでしょうか? そして、個人はどう対処していけば良いのか?

結論から言うと『未来は悲観的だが、個人で対策はできる』です。

今回は日本の未来と、個人ができうる対策を紹介します。

本格的な格差社会に突入する

今後10年~20年で、私が一番心配しているのが格差拡大です。

日本はアメリカと違って社会保障が充実しているため、医療格差は深刻ではありません。盲腸で病院行ったら1000万!なんて事は起きてませんよね。

しかし、今後、少子高齢化によって医療費がパンクした場合、徐々に自己負担率は上がっていくでしょう。少子高齢化とは、すなわち社会保障が火の車になるも同然ですので、締め付けざるを得ない…というのが現状です。

そうなると、商品のステルス値上げよろしく、増税+自己負担増。つまりアメリカ式の自己責任社会に近づくと予想されます。

確定拠出年金(iDeCo)が日本でも開始されましたが、あれなんて正にアメリカやシンガポールのシステムと一緒です。

「政府はもう年金を支払いきれないから、自分で貯めてね。そのかわり税金安くするよ」

というメッセージを暗に出していますね。

恐らく政府はもう分かっているのです。少子高齢化は止められないし、社会保障もいつかはメスを入れなきゃいけない事に。

もちろん、いきなり年金カットや医療費の自己負担率アップなんて出したら、高齢者の票を失ってしまうのでやりません。しかし、打つ手無しになった時点で断行するでしょう。日本で石油が見つかったら別ですが。

で、年金や保険など、様々なものが自己負担になっていくと、当然、格差は広がります。

『保険料が年10万上がります』と言われ、年収1000万なら娯楽費を削ってしのげますが、年収200万円なら削る所がもはや食費くらいしかないので、1食抜きが普通になる等、クオリティ・オブ・ライフは大きく下がります。

それで栄養状態が悪くなり、身体を壊すと、今度は医療費が払えず破綻する…まさにアメリカで起こっているような事が、日本でも社会問題になるんじゃないかなと予想しています。

格差というのは徐々に広がっていくので気付きにくいですが、私は今後20年以内にアメリカ並の格差社会に突入すると思ってます。

社会主義的な方向に舵を切って「みんなで貧乏になりましょう」という未来もあり得ますが、経済界のロビー活動が強いのでムリかなと思います。資本主義は変わらず継続、もとい格差は広がっていくでしょう。

もちろん日本は今までの貯金があるので、途上国レベルまで没落することは無いと思います。しかし、現状はギリギリの土俵際で踏ん張っているという事だけ認識しておきましょう。

「いやー、そこまで格差は広がらないんじゃないの?」

と思う方もいるかもしれません。しかし、冷静に考えてみてください。

ちょっと前に経団連の会長が「終身雇用はもう無理だ」とギブアップ宣言をしていましたね。あれはすなわち「もう正社員を特権階級として守るのはもう無理だ」という事。

今までは非正規=負け組 正社員=勝ち組…という階級制度でしたが、今後は正社員すらも危うい立場になり、最悪は正社員であっても業務請負…

つまり全員が個人事業主といして会社と契約。歩合制で実力に応じて金払うけど、使えないなら速攻クビ!

なんて怖い時代がくるかもしれません。

そうなった時、今までぬくぬくと正社員という籠の中で生きてきた人も、強制的にパフォーマンス勝負を強いられ、実力なきものは飢えていく世界に突入する可能性も否めませんね。

来たる格差社会に対抗するには、リスクヘッジが一番大事

あまり悲観的な事ばかり書いてると気が滅入るので、ぼちぼち対策に入りましょう。

個人に出来る対策ですが『リスクヘッジをしておくこと』コレに尽きます。

リスクヘッジとは、起こりうるリスクの程度を予測して、リスクに対応できる体制を取って備えることです。

で、現代で手軽にできるリスクヘッジはブログやSNSなどの情報発信&自己ブランディングです。

例えば突然、会社を首になっても、副業でブログをやって稼いでいれば、これを機にブロガーに転職(個人事業主になる)という事が出来ますよね。

転職して年収が下がっても、ブログ等の副収入があれば補填できます。

もしブログが業界でそこそこ有名であれば、ブログを通じてリクルート活動も出来ます。ライターに転身したり、オウンドメディアのディレクターとして社員になったり。

エンジニア業界ですと、ブログで退職エントリを書いてTwitter経由でサクサク転職してる人も多く、こういった求人を通さないリクルートが出来ればリスクヘッジとしてはかなり強いです。

SNSやブログ、動画といった発信媒体を持っていないと、履歴書を使った面接でしか自分を伝えられません。

よく60分の面接で私の何が分かるのだ!と就活生が切れていますが、その通りです。しかし、SNSやブログで付き合いがあれば、その人の人となりや価値観、実績は大体分かります。

大胆な予想をするならば、今後のリクルートはSNS経由が多くなるのではないでしょうか。

現にIT系では、SNSで求人受付をしたり、一昔前の「コネ入社」が「SNSで知り合ったコネ入社」になりつつあります。

会社以外の収入源、あるいはSNSの実績(フォロワー数など)が保険になる時代なのかなと思います。

「会社一筋。余計なことは一切しません」

というサムライ的な価値観も素敵なのですが、今の時代、主に裏切られて腹切り…なんてのはゴメンですよね。

1つの収入源に依存しないこと。船が沈んだ時、必ず脱出できるよう小型ボートを何隻か持っている事が、自分を守る最善の戦術です。

もし1つの収入源に依存するならば、思い切って一気に5000万、1億といった大資産を作り上げるつもりでやること。それくらいの資産を作れれば、船と一緒に沈んでも浮き上がれます。

格差社会に対する私見を深めておくこと

もし格差社会に突入するなら、必ず下記のような読み物の需要が増えるはずです。

・格差社会で生き延びる方法
・節約、節税術
・家計簿診断
・自己破産、債務整理のやり方
・格差社会への怒りコラム

先立って格差社会に対し、あれこれ言及・思考するポジションを取っておけば、いざ格差社会がジワジワ訪れた時に第一人者になれますよね。

今のうちに、日本の先をゆく超格差社会のアメリカはどうなってるのか?どんな社会問題が起きているのか? 日本が見習うべき所は? といった切り口で知見を深めておきましょう。

本を読み様々な価値観をインストールすること

もう1つ、これからの時代でリスクヘッジになるのが思考力と価値観です。

会社や特定の業界にズブズブいると、いつの間にか、そこの文化や価値観にそまってしまい、他の考え方を否定するようになってしまいます。

しかし、多様な価値観を否定してしまえば、それだけチャンスを失います。例えばYoutube経由で商品が売れるのに「うちは動画はやらない。どうせ誰も見ない」と否定してしまえば、わざわざ新たな販路を潰してしまう事になりますね。

時代と共に人々の価値観は変わります。利用するツール。刺さる切り口。今抱えている不安や悩み。

そういった変化していく価値観を常に最新にアップデートできれば、時代に乗り遅れる事はありません。時代に乗っていれば、おのずとチャンスは降ってきます。

例えば、私がブログを始めた当初はまだブログで稼ぐというのが一般的ではなく「へぇー、月3万も稼いでいる人がいるんだ」程度の認識でした。それでも、素人でも3万稼げるという事は、本気でやれば食っていけるかも…と可能性を感じたので、全力で挑み、結果として1億円以上の売上を作ることが出来たのです。

チャンスを掴むなら、多様な価値観をインストール。そして幅広い世界にアンテナを広げておくことがマストですよ。週1回でも良いので、本屋の新書コーナーをチェックしてみてください。

ちょっと長くなりすぎましたね。Twitterでも呟きましたが、ここから10年が個人が成り上がるラストチャンスです。今のうちに地盤を固めて、来たる格差社会を乗り越えましょう。

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