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まじめに選挙に取り組んでみる2022

「どうせ選挙に行っても何も変わらない」
私もそう思っていた1人でした。
(今も若干そう思っている節がある)

だけど先日とある選挙でかなりの僅差で当選したという話を聞いて「もしかしたら私の一票で世の中が変わるかもしれない」という感情が湧いてきた。

「どうせ変わらない」思考だったのであまり選挙や政治に興味がなかったのは事実。
でも40も過ぎていい加減この国の現状や将来にビシビシと不安を感じるので何かせねばと考えた。

一方でこの国から逃げ出すための準備も着々と進めている自分もいる。(今年もグリーンカードは当たらなかったけど 笑)
海外で生きるにしても世界最強のパスポートを持ち続けたいし、日本の医療や年金制度は捨て難いものがある。

私はいくらでも逃げ出すことができる。
でも認知症を発症してしまった母はどうか?
献身的にケアをする父はどうか?
(そもそも母を置いて海外に逃げようとは思わないので結局私も逃げられないのだけれど。)

ということは母や父が生きやすい世の中にしていかないといけないわけである。
そのためには国民最大の武器である選挙権を行使するのが1番。

ということで選挙公報を隅から隅までチェックすることからスタートした。

*今回の分析はあくまで私個人の見解です。
間違っているとか偏っている部分もあるとは思いますがそこは1つの意見や考え方としてお読みいただければと思います。

結論から言ってしまえば
「誰も投票したい人がいない」
になってしまった。

私が今回注目したのは
1.高齢者(特に認知症)の介護や介護者に対する政策
2.教育費(奨学金)の軽減or無償化&教育レベル向上
3.最低賃金を含む経済状況の改善策
3つ。

今回の候補者&政党の主張の流行は
1.子供関連(教育費・出産子育て費用・給付等)
2.最低賃金関連(1500円・所得税減税・社会保障関連)
3.憲法関連(国防・天皇制等)
4.ジェンダー関連(選択的夫婦別姓・同性婚・女性関連)
5.現政権への批判
こんな感じ。

つまり私が1番注目している「認知症を含む高齢者介護とその介護者に対する政策」をしっかりアピールしている候補者はいなかったということ。(比例代表の方の選挙公報にはアピールしている党はあった)

今回の選挙は「子供関連」に注目し、それをアピールしている候補者が多い印象。
もちろんこれから国力を強化していく必要があるので、少子化対策、出産&子育てサポート・教育の質の向上と教育費の無償化は本当に重要なポイントになってくると思う。

だけどやっぱり身近な存在に認知症の高齢者がいる身としては高齢者支援にも目を向けてほしいと思ってしまう。

政治家は高齢者の票が欲しいはず。
でも介護関連には目を向けていない。
ということはつまり、政治家が求める高齢者像とは
「健康で多少お金があってちゃんと投票をしてくれるお年寄り」ということなのかもしれない。
年金が少なかったり、認知症になってしまったり、あまり健康でなかったするお年寄りは政治家からすれば有権者ですらないということなのかも。
必要なのは年金やその他収入のある健康でアクティブな、お孫さんがいるおじいちゃんおばあちゃんなんだろう。

そうか。お金が少なくなったり、病気や認知症になったお年寄りはもう対象外なのか
当然その高齢者を在宅でケアしている介護者についても目を背けているとも考えられる。

とまあ愚痴っても仕方ないので、2番目に注目している教育関連で考えてみることにした。
大学の学費を無償化するとか高校無償化の所得制限の撤廃など学費の無償化をアピールする候補者は多い。
財源を明記している人は少ないけれど、その志を見ると一歩前進したような気がする。

無償化しても教育レベルが低いままだとあまり意味がないのでできれば教育レベルの向上も並行して欲しいなぁと思いつつ。
無償化すればお金がなくて無理やり教育の機会が失われていた子供に教育の機会を渡すことができる。
これは大人たちが少しずつお金を出し合ってでもいいから実現して欲しいなぁと思う。

海外の大学は学費が無料だったりほんの少しのお金だけで通えるところも多い。
これなら誰にでも教育の機会が行き渡るし、大人になって学びたいことを学ぶことへのハードルがかなり低くなると思う。(無料になる条件はあるだろうけど)

この条件で数人の候補者にペンでチェックを入れることができた。

ここで「たぶんこの人には入れないだろう」チェックを入れる。
条件としては
・選挙公報でのアピールが弱い・何を言っているかわからない
・アピールが私の考え方と合わない
・現政権や特定の政党や人を批判している

この3点。
ペンが入っている人でも他のアピールポイントが疑問だったり合わない人は容赦なく除外していく。

これで候補者を9人に絞り込めた。

全体的に皆さん政策のアピールは色々しているけれど、それを実現させるための財源や方法について明記している人は少なかったと思う。財源に関しては1人か2人だったかな?

今回の選挙では選挙区選挙と比例代表選挙の2つに投票するのだけど、比例代表についてうろ覚えなところがあったのでもう一度詳しく調べることにした。

・選挙区選挙は候補者のうち誰か1人を選ぶ
・比例代表選挙は候補者名もしくは政党名を選ぶ
・比例代表の場合は候補者名の得票順で当選が決まる
・比例代表には得票数にかかわらず名簿順に当選が決まる「特定枠」がある

こんな感じかな?
だからどうしてもこの人を参議院に送りたいという候補者がいれば選挙区選挙で投票する。
推したい政党があれば比例代表選挙で投票する。その際、この人!という候補者がいれば名前を書いて投票する。(ただし特定枠がある場合は特定枠の候補者が当選する。)

つまり2人選ぶということか。
1人は選挙区選挙の選挙公報を見て選び、もう1人は比例代表選挙の選挙公報を見て選ぶ。比例代表の方はどっちかっていうと候補者個人の政策というよりは政党の政策という感じになるのかな?

じゃあまずは選挙区選挙の候補者のアピールをさらに深掘りして1人に絞らないといけない。
その次に各政党の政策を深掘りして特定枠に注意しながら絞り込む。

道のりは長いなぁ
でも私は私の選び方で選びたい。
テレビの影響や街頭演説、選挙カーでのアピールは必要ない。じっくりとウェブサイトなどを見て見極める。

時代も時代なのでウェブサイトやSNSをうまく扱えない候補者や政党には残念ながら私はアプローチしないだろう。
情報がないからわざわざ会いに行く?電話する?なんか違う気がするからだ。

気を取り直してまず候補者を3人に絞ってみた。
政策や注目していることなど総合的に見つつ、その人の実績やブログ・ツイート・動画などを見て絞り込んだ。

次に各政党の政策を深掘りしつつ比例代表選挙の方も絞り込む。
結局は選挙区選挙の候補者が所属する政党3つに絞り込まれたけど。

次にウェブやツイッターで現在の情勢をチェック。
かなり激戦になっているようだ。
私は東京なので選挙区選挙では6議席を争うことになる。私の選んだ候補者は激戦に巻き込まれているようだ。

ここからは戦略的になってしまうのだけれど、私が絞り込んだ3人に当選してもらうには他の皆さんのお力も借りなくてはならない。
現在の情勢を見つつどこに票を集中させるべきか見極める必要がある。私の候補者(あえてこう呼ばせていただく )の中で他のみなさんが比較的選んでいる人は私の票がなくても議席を獲得できそうなので、ぎりぎりのところにいる候補者をプッシュするという戦略だ。

ということで選挙区選挙の候補者は決めることができた。

比例代表選挙の大体の情勢も確認して選挙区選挙と同じ戦略を取ることで比例代表の候補政党も決定。

今回3つの政党・3人の候補者に注目することになったため1&1つの政党に関しては票を入れることができなくなってしまったが、この政党&候補者に関しては今後もその動向を追い続けることにする(もちろん今回興味を持って分析した候補者については当落関係なく3人とも追い続けます)

今回、候補者を絞り込むのにものすごい時間がかかってしまったけれど世の中の動き(政治や経済など)に興味を持って、うろ覚えだった選挙の仕組みも理解できた。
日本が今抱えている問題や、国民に伝えられていない(自分で情報を取りに行くシステム)情報を知ることができて、正しい候補者や政党を見極めて大事な1票を預けることができたこと本当に良かったと思う。

さて、私の票の威力はいかほどか。
結果を楽しみに待ちたいと思います。

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