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【2級造園】平成30年度学科試験(前期)解答&プチ解説

こちらの記事では平成30年度 2級造園施工管理技術検定試験のうち、学科試験(前期試験)の解答を少し解説しながらご紹介していきます。問題はスペース削減のため省略しますので、問題を入手のうえご覧ください。

※問題用紙はこちらのサイトでダウンロードすることができます。
株式会社東北技術検定研修協会→解答速報

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合格基準は「得点が60%以上」なので、24問/40問以上正解で合格です!
(2級造園は平成30年度より問題数が50問→40問に減りました。)

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問題01.解答2

平等院庭園(平安時代・浄土式)、大徳寺大仙院庭園(室町時代・枯山水)、浄瑠璃寺庭園(平安時代・浄土式)、小石川後楽園(江戸時代・池泉回遊式)です。日本庭園は写真を見ながら覚える事をお勧めします!

問題02.解答1

植物の根や生物の呼吸により、土壌中の空気は酸素濃度が低くなります。また、地表に近づくにつれて酸素濃度は高くなります。(根も呼吸をしているそうですよ)

問題03.解答3

腐植とは動植物が分解され土壌中に残ったもので、養分保持力を高め、土壌pHの急激な変化を緩和し、土壌の団粒構造の形成を促進します。また、こちらで関連問題をご紹介しています。

問題04.解答2

幼虫と成虫で食べるものが変わるところがポイントです。

問題05.解答4

窒素(N)=葉肥、リン酸(P)=花肥、カリ(K)=根肥を必ず覚えましょう。こちらで関連問題をご紹介しています。

問題06.解答4

宿根草としては、キク、キキョウ、シャクヤク、ハナショウブ、マーガレットなどがあります。その他、主に使用される球根類も押さえておきたいです。知らない植物が出題された時には消去法で考えましょう。

問題07.解答2

防火力のある樹種としては、ヤマモモ、アオキ、サザンカ、シイノキ、サンゴジュ、クロガネモチなどがあります。その他、大気汚染に強いもの、耐潮性のあるものなども押さえておきたいです。

問題08.解答1

ユリノキは5~6月、キンモクセイは9~10月が開花時期です。

問題09.解答2

「節理」が見られるのは火山岩なので、2と3に絞れますが、最終的な判断は「鉄平石」がポイントになります。過去問でも何回か出てきているので、覚えていれば正解出来たと思います。

問題10.解答1

毛氈花壇はカーペット状に広がるもので模様を描いたりします。沈床花壇は地面を掘り下げて一段低い位置に設けるものです。

問題11.解答2

2は恐らく断根法の説明です。移植については実地試験でもよく出題されていますので、疑問点はぜひ解決しておいて下さい。

問題12.解答4

根鉢の大きさは中木~高木で根本直径の3~5倍程度とされています。ふるい掘りは鉢を作らない(余分な土を付けない)やり方です。

問題13.解答4

支柱の種類や目的、作業手順などは実地試験でも押さえておきたいポイントです。4はまったく逆のことを言っていますね。

問題14.解答1

花木類の剪定時期は「開花終了直前」が最適とされていますので、6月ごろに花が咲くアジサイは秋の剪定では遅いです。

問題15.解答3

芝の植え付けについても実地試験でよく出題されています。数年前には図示しなさいという問題もありましたので、しっかり押さえておきましょう。こちらの記事をご参照ください。

問題16.解答2

アンツーカ舗装には焼成土が使われます。「降雨後の乾燥が早い」は正しいです。

問題17.解答4

数年前にも似た問題が出題されました、平成24年度のNo.19です。この過去問で幅180㎝を覚えていたら正解出来たと思います。

問題18.解答3

間隔は35㎝以上とする必要があります(児童用、幼児用などで微妙に違います)。遊具関係の細かい数字は覚えるのが大変だと思いますが、よく出題されるので頑張って覚えましょう。

問題19.解答2

C=3600m3/地山土量=0.90  地山土量=4000m3
L=ほぐし土量/40000=1.20  ほぐし土量=4800m3

問題20.解答3

セメントペーストはセメントと水のみを混ぜたものです。細骨材や粗骨材を入れると「コンクリート」になります。こちらの記事でコンクリートに関する初心者向けの本をご紹介しています。


問題21.解答1

横方向に一直線に並べていくのが布積み、矢についている羽のような模様(と私は覚えてます)になるのが矢羽積みです。他の積み方についても参考書などで確認しておきましょう。

問題22.解答3

方形(ほうぎょう)屋根は正方形の建物にある、四角錐のような形の屋根です。3は寄棟です。

問題23.解答1

たまに出題されているイメージですが、過去問に出題された記号を覚えておけば、消去法で解ける場合が多いように思います。今回は「M」なのにハンドホール(H)?と気が付ければ正解に辿り着けたかもしれません。ちなみに「M」ですが、丸にMだと電動機らしいのですが、四角にMだとマンホールみたいです。

問題24.解答3

給水栓はいわゆる蛇口のことですね。散水栓も似たようなもので、庭や公園で見かける水やりに使うやつです。この名称を答える問題もしばしば見かけますので、しっかり覚えておきましょう。

問題25.解答2

現場代理人は主任技術者との兼任が可能です。主任技術者や監理技術者の配置については、建設業法についてのページでご確認ください。なお平成28年に政令改正が行われています。

問題26.解答3

仮設備の維持管理は仮設備計画の中で行われます。仮設備には、工事用の道路や足場、材料置き場、事務所など工事完了後には撤去されるものが該当します。

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問題27.解答4

もちろん発注者の設定した工期を守ることは大切ですが、必ずしもそうとは限らないよ、という事ですかね。

問題28.解答1

産業廃棄物に関する問題はこちらの記事でもご紹介していますが、剪定枝葉は一般産業廃棄物扱いされます。ここ数年の過去問を見る限り、これを覚えておくだけでも正解出来る場合が多いです。

問題29.解答1

これは読めばわかるような問題ですが、緊張している受験者にとっては”つい”引っ掛かってしまう問題かもしれません。

問題30.解答3

短縮前は⑥へ21日で到達、短縮後は⑥へ19日で到達しますので、21-19=2日です。少し捻った問題でしたね。

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問題31.解答3

シバ類の品質表示項目は、葉・ほふく茎・根・病虫害・雑草等で、刈りカスについては言及されていません。

なお樹木については大きく2つに分けて定められており、①樹姿:樹形(全形)・幹(高木のみに適用)・枝葉の配分・枝葉の密度・下枝の位置、②樹勢:生育・根・根鉢・葉・樹皮(肌)・枝・病虫害、となっています。

問題32.解答4

Aは上部より下部が太いものがほとんどだと思われるので、何となく分かりますね。Bは最長と最短の平均値が正解になりますが、一部の突出した枝は含まないと定められていますので注意してください。

問題33.解答2

土の粒度と言えば、ふるい試験でしょうか。CBR試験は路盤の支持力を求める試験です。その他試験も参考書などでしっかりチェックしておきましょう!

問題34.解答3

玉掛けの資格とクレーン運転の資格については、実地試験でも出題されることがあるので確認しておいて下さい。 10分間の平均風速が 10m/S以上の時には作業を中止します。

問題35.解答4

これは消去法でも解けそうです。作業床の高さが10m以上の場合は、技能講習を修了した者である必要があります。なお、道路上を走行するのみであればその限りではありません。

問題36.解答4

原則として移動はしごを継いで使用することは禁じられていますが、いくつかの条件をクリアすれば使用が認められています。

問題37.解答1

都市公園法の第2章に書かれています。「県が」「市が」というより、「地方公共団体が」とか「国が」となっています。詳しくは都市公園法で検索してみてください。

問題38.解答4

掲示板に大臣や知事の氏名は不要です。また、現場に掲示するべき物については「どこに何を掲示するべきか」しっかり確認しておきましょう。

問題39.解答2

先ほども出てきましたが、平成28年度に関係政令が改正されていますので注意してください。建設業法については、「よくわかる建設業法」と検索すると出てくる九州地方整備局が公開している資料が分かりやすいのでご参考までに…

問題40.解答4

賃金は原則として「通貨で」「直接労働者に」「全額を」「毎月1回以上」「一定の期日を定めて」支払うことと定められています。労働基準法に関する問題ですが、過去に何度か出題されているので、過去問を解いて試験に臨んでいれば解けたと思います。


お疲れ様でした!
こちらもぜひご覧ください(・ω・)ノ

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